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4/25(日)大会当日。
朝2時に起床。
起きてすぐ腹も減ってないのに無理やり朝食を取る。
昨日買った山菜おこわとバナナと何故かカップラーメンのカレー。
これなら食欲が無くても食べられる気がしたんだよね。
そして入浴。
大浴場に行きゆっくり温まりつつストレッチ。 またもや朝風呂だ。
ん?深夜か。手っ取り早く筋温を高めるには 風呂がいいらしい。
徐々に身体も目覚めてくるがいやな緊張感も高まってくる。
トイレを済まし、(結構カンタンに出るのです。朝ズバッ!)
ウエアに着替えてコートを羽織り、宿を出た。
外は真っ暗で非常に寒い。 冬か?
もう4月の終わりなのに。
北麓公園へ移動のために車に乗り込むと、フロントガラスは真っ白。
ガラスというガラスに霜が降りていた。
夜はこんなに冷え込んだのか。今もまだ夜だけどね。
あまり時間も無いので急いで霜をこそげ落として車を出す。
公園までは15分もかからなかった。
そりゃ道は空いているからね。
こんな時間に富士吉田で活動しているのは、泥棒か物好きなランナーだけだ。
富士北麓公園駐車場には3時半位に着く。
すでに結構駐車場は埋まっていて、続々と送迎バスが入ってくる。
忙しそうに係員が車を誘導している。
辺りの森は暗く静まり返っているのに、ここだけはワイワイがやがやと騒々しく
まぶしいくらい照明が明るい。
こんな夜の森の中で活動しているのは、ふくろうか物好きなランナーだけなのだ、多分。
受付は前日済ませているので荷物を預けに体育館へ歩いていく。
体育館の前にはトラックが2台並んでいて、コース上2箇所の着替えポイントへ荷物を運んでくれる。
ボランティアの高校生が声を張り上げていた。
「A地点、西浜小行きはこちらで預かりま~す。」
「B地点、本栖湖駐車場行きで~す。」
まさか本人達も朝の4時前からこんな叫ぶとは、思ってもみなかった事だろう。
荷物を預け、礼を言う。
体育館の中でベンチコートを脱ぎ、ウエストバック、キャップ、サングラス、
2重の手袋、ビ二ールのポンチョを被った。
この中は暖かくていいけど、靴を脱いで入らなければならないので足が冷たい。
足が冷えると身体も冷えてくる、来年はスリッパを持ってこよう。
バナナを一本、おにぎりを一個、エネルギージェルを流し込む。
そして最後に移動しない荷物を預ける。
準備は終わった。
去年から始まった長い長い準備は終わった。
あとは100キロ走るだけ。
たった、それだけ。
それが一番大変なんだけど。
体育館から競技場に向かう途中、テントでは軽食とホットコーヒーのサービスがあった。
熱いコーヒーはうれしいね。インスタントでもいい。
そこでランステで知り合ったO氏と遭遇する。
彼は初ウルトラで、112キロに参加するそうだ。
ヘンタイの見本である。
人はボーダーラインを越える時、何を感じるのだろうか。
私は今回100キロ走ろうとこの大会にエントリーした時、無意識に越えてしまったのかなぁ。
ラインの向こう側に人たちは全く理解できないらしい。
そりゃそうだよね。
全く運動なんてしていなかった数年前、フルマラソンを走る人を見て理解なんて出来なかった。
なにが楽しくて走ってるんだろうと思ったもんだ。
今では年何回かフルを走って、初めてウルトラに挑戦しようとしている。
O氏も軽く越えてしまったんだろう。
やっぱりヘンタイだ。 分かりやすい。
ヘンタイって自分の欲求に素直って事だからね。
私の場合、何も考えてないだけかもしれないが。
112キロはスタートが30分早いのでヘンタイ達はそこで健闘を誓い合い、別れた。
4:30前ともなるとうっすらと明るくなり、ほんのわずかだが富士山も見えてくる。
写真じゃ写ってないかな。
写ってないな。
スタート地点では寛平さんの応援メッセージが映像で流れている。
熱気と共に112キロはスタートしていった。
外の気温は0度だそうだ。冷蔵庫より寒い。
100キロはまだ時間があるので競技場の更衣室前の廊下に身を隠す。
少しは暖かいのです。
この更衣室にはロッカーがあり、ここで着替え荷物を入れて行く人も居るようだ。
誰かいないかと周りを見回すが、知り合いはいなかった。
なんか落ち着かないね。
10分前になったのでスタート地点へ。
空がだいぶ明るくなってきた、いい天気になりそうだ。
自分の写真を撮っておこうとシャッターを押してもらう。
またこのランナーが親切な人で、何枚も撮ってくれた。
ありがとうございます。
列が出来始め、最後尾へ並ぶ。
MCの方がなんか面白いことを言ったようで皆大笑いしている。
こんな日曜の朝っぱらから大笑いしているのは、外国の通販番組か物好きなランナーだけだろう。
そうして私の100キロの旅は始まった。
その5に続く。
すいません、長くって。
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