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チャレンジ富士五湖100キロ 大会レポ その6

うどんエイドから4キロちょっと、
下り坂を下ると精進湖の入り口が見えてくる。
国道を離れて右折すると湖が左に見える。

太陽は真上にある。

この辺りから歩く人が増えてきた。
まだ自分の足は大丈夫そうだ、重いけどまだ動く。

ここは国道から外れているせいか、車通りは少ない。
なんか精進湖は寂しい。湖は小さいし。ダイナミックさが無い。
5人仲間がいたらこういう人は必ずいるよね。

でもこれからは精進湖を応援していこう。
頑張れ精進湖、負けるな精進湖。

何に負けないのか良く分からないが。

そんなたわいのない事を考えていると程なく精進湖を離れて、国道に戻る。
トンネルをくぐったが日陰に入ると空気は冷たい。
夕方日が傾いたら寒くなりそうだ。

国道をヒヤヒヤしながら横断し、ここからは青木ヶ原樹海大橋をゆっくりと下る。
すでに本栖湖で折り返して来たランナーとすれ違う事が多くなってきた。

72キロの人達は元気だ。100キロも112キロも速い人は元気だ。
暴走族ともすれ違う。彼らも元気だ。
ブンブンブブブン~。
ゴメンね、今それどころじゃないからね~。

国道に入ってから4キロで本栖湖エイドだが、これがなかなか着かない。
足が重い、気が重い、切ない想い。 うまいっ。
この頃でもキロ7分で走れては、いた。

精神的に疲れてきたのかな。

ただラッキーなことに、ここでランステのウルトラ仲間と
チームの仲間にすれ違う事が出来たのです。
なんか少し気が楽になりました。
うれしいね、仲間がいると。

国道を右折する際、地下道を通る。
そこを抜けるともう本栖湖エイドだ。
右手には前日寄った「湖仙荘」、
おばちゃんもおばあちゃんも店の前に出てきて手を叩いている。

私が手を振ったのに気付いてくれたろうか。
さすがに道の向こう側に声を出す程元気は無かった。

そしてやっとの思いで2回目の着替えポイントでもある本栖湖県営駐車場に到着した。

ここはコース上一番大きいエイドで お祭りの会場にでもきたようだ。
太鼓もランナーと反比例して威勢がいい。
まあ、比例してたら応援にならない。

ここでまた荷物を受け取る。
あの甘いスペシャルドリンクを作らねば。
シェイカーを(腰ではない)振りつつ周りを見回すと、
テーブルの上にはいろんな物が並べてあった。
バームドリンク、バームゼリー、アンパン、カステラ、チョコ、梅干し……。

実は食べ物に関しては走った人から聞きました。
私はこのエイドに何があったか余り覚えてないのです。

スペシャルドリンクを飲みバームゼリーを流し込み、そしてオレンジを食べたような……。
食欲が全く無かったんですね。それで記憶がないのか、疲れていたのか?

ただバームゼリーの前にいたボランティアのを女の子がすごくかわいかった。
一緒に写真を撮ってもらおうと思ったくらいだ。
あの欲?はまだあったのか、俺ってヤツは……。

イスに座ろうとすると足が曲がらなかった。
すでに走りながら筋肉痛。

ここで止めれたがどれだけ幸せか。
kako-BsgGWM2aHcBA6V73.jpg
シンドそうな顔。

時刻は14時。9時間経過。余りゆっくりもしてられないし、
止めるわけにもいかない。

ここの関門は14:30で計測地点はエイドを出たトコ。
あと30キロ、残り5時間。

とぼとぼと、歩きだす。
すぐ自販機でコーラを買った。
ここで買わないと当分自販機なんて無い。
炭酸が飲みたい。
エイドで水分は取ったのだが、コーラはうまいね。
ぜひコカ・コーラはウルトラマラソンの大会に協賛してもらいたいものだ。

重い足取りのまま青木が原樹海大橋を登る。
なぜか歩かず走ってしまった。

今考えるとそれがいけなかったのか。
完走目的なのだから時間をめいいっぱい使って、坂道は歩けばよかったのか。
大橋を登りきる前で歩きが入り、
道が平坦になってみんなが走り始めても、私は走り出すことが出来ない。

そしてずっと歩きで78キロ地点、帰りのうどんエイド到着。
ドリンクを取りドカッと椅子に腰を下ろす。
うどんは食べる気も起きなかった。
ふと見るとバスが止まっている。

あれに乗れば……。

今まで生きてきた中でこんなにバスが愛おしく思えた事はないな。

だが残念ながらまだ時間はたっぷりある。
制限時間が長いのも考え物だ。

天国行きのバスを横目に見ながら歩き出した。
とりあえず次のエイドまで行ってみよう。

行ってから考えよう。

下り坂なので走ってみるが、続かない。前後のランナーもまばらた。
湖の手前を右折し、行きとは違って西湖の南岸を進む。
西湖蝙蝠穴を過ぎる。

結局歩き続け、81キロ西湖公民館に到着。
あたたかいお吸い物とレモンティがうまい。
あやうくエイドの笑顔のおばあちゃんを抱きしめるところだった・・・。

が、またしても目の前に収容バス。だがもう出るところという。
……乗るか、もうよくやったよ。

関門は14キロ先の河口湖ステラシアター。
そこにいたウルトラランナーには思えない今時風の若い姉ちゃんが
ぶつぶつと残り時間、距離を計算してる。

イスに座っていたベテランランナーのおじさんが言った。
『昔さぁ残り10キロ、時間は1時間半あったけどリタイアしたのよ。
アレものすごく後悔したんだよねぇ。117キロの頃だけど。』

よ、余計な事言うな!
何も聞かなかったことにして私はガーミンのタイムを止めた。
バスに向かおうとする。お疲れ~。

ブオォーン。
目の前をバスが出て行った・・・。

姉ちゃんが言う。
『キロ9分で最終関門に合うんじゃない?』

止める事ばかり考えていた私が、その時初めてゴールを意識した。
最終関門さえクリアーできれば時間内は無理としても完走できる。
キロ9分だったら、歩かなかったら可能かも。途中下り坂だし。

姉ちゃん、お前いいヤツだなぁ。

西浜小エイドまでとりあえず5キロ。
懸命に足を引きずり走る。歩くより早い程度。
でもいいペースで進む。やれば出来るじゃないか。

86キロ西浜小エイド到着。
そこで残り時間と距離を聞いて愕然とした。ガーミンはトンネルの影響か2キロ誤差があった。
残り1時間ちょっと、関門まで9キロ。

あの姉ちゃん、計算間違えやがったな・・・。
キロ7分でギリ。現状では無理。

でも走り出した。まあなんとなく、なんかもったいなくて。

西湖を走っているとだんだんと足の筋肉が柔らかくなっていき、
驚いた事にペースが上がる。キロ8分を切ってきた。
早歩きの速度だけど。

ろうそくが燃え尽きる前、一瞬明るくなるよね・・・。

それからのことは余り詳しく覚えていないんです。
ただ走っているとき収容されたくなくってゼッケンを隠して
ウインドブレーカー着て走った。

途中で止められなけりゃ95キロまでは走れる。

河口湖から離れる時、夕方の寒風に吹かれながら小さい女の子2人が
応援して手を振ってくれたっけな。
でもランナーなんてほとんどいない。

涙が出そうになった。

空は暗くなっていき富士山の白い頂がぼんやりとしか見えなくなってきた頃、
やっとの思いで到着した最終関門である95キロ地点、
時刻は18時52分、
河口湖ステラシアターで撤収している人たちに驚かれた。

『まだランナー居たんだ・・・。』

スイマセン~。あの姉ちゃんが悪いのです~。

完結編に続く。

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プロフィール

ジミー

Author:ジミー
走っても痩せない。なぜならば食って、飲んでるから。


【自己ベスト】
2009年 第12回荒川市民マラソン   3時間55分
2009年 第10回谷川真理ハーフマラソン 1時間46分
2011年 第7回いわて銀河100Kmチャレンジ 13時間29分

【初レース】
2005年かすみがうら10マイル
【初フルマラソン】
2006年 第9回荒川市民マラソン    6時間10分

【東京マラソン】
第1回だけ当選しました。土砂降りのこの大会記録は6時間46分
あと14分遅ければ都知事と握手してテレビに写ったのに。
膝が痛くてそんな余裕ありませんでした。

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