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まるで、かなわぬ恋のよう~10/9(土)えちご・くびき野100キロマラソン その2~

10/9(土)大会当日。翌朝2時半に起床。

部屋の窓を開けるとすでに小雨が振っている。
あ~あ。
テレビをつけると通販ものばっかりな時間。

朝食を取り(私、お決まりのカップラーメンカレー味,とおにぎり、バナナ。)
シャワーを浴びて準備をする。
雨の中の走行を覚悟して足にワセリンを塗りこんで5本指ソックスを履く。
濡れてもさらさらという、アート鈴木さんご推奨のヤツ。

駅前からスタート地点のリージョンプラザ上越までの送迎バスは3:50発。
静かに寝静まった街がここだけ熱気ムンムン。 2010_1010えちごくびき野0080 
2010_1010えちごくびき野0081 
またもやここでも「ウルトラマラソンプロジェクト」でお会いした女性と遭遇。
この方、初フルマラソンを走った数ヵ月後にくびき野で初ウルトラにチャレンジ
という経歴の持ち主。
富士五湖でも本栖湖の折り返しでお会いしましたね。

Oさんいわく、「ウルトラの大会って同窓会みたいなものだから。」
うん、同感。

こんな知らない土地の大会で知り合いがいるってほっとしますね。





昨日受付したここがスタート会場。
2010_1010えちごくびき野0082 

この写真で分かります?雨が強くなってきた。
2010_1010えちごくびき野0083 
2010_1010えちごくびき野0086 
風も吹いてきた。

到着が4時すぎ。スタートは5時半。まだ結構時間があるんだよね。
もう少しバスが遅い時間のほうがいいんだけど。
到着してから着替え、朝食、トイレを済ませる人も。

ここで荷物を預けます。
コース途中のトランジット2箇所(50.4キロ・78.2キロ)とゴール地点の「希望館」の3つ。
このコースはスタートとゴールが違うワンウェイなのでゴール地点へも
荷物を届けてくれます。
2010_1010えちごくびき野0088 

スタート直前なのにのんびりとした雰囲気はウルトラならではですね。
2010_1010えちごくびき野0089 

マイクの前で写真取るの忘れた。
2010_1010えちごくびき野0090 

今回はアミノTシャツでまず出走。
トランジットでランステ・ウルトラマラソンプロジェクトTシャツへ着替える予定。 
2010_1010えちごくびき野0096  
アミノ長野の方が話しかけてくれました。

私はここへ並ぶ、訳がない・・・。
7時間台ってキロ4分50を切って100キロ走るって事?
いるの、そんな人?
2010_1010えちごくびき野0092 
いるんだろうねぇ。お昼過ぎにはゴールするのか・・・。

私はこちら。 一番最後。
2010_1010えちごくびき野0097 

そうこうしているうちに、富士五湖でもお会いした変態O氏に会う。
宿泊のはずが夜中車を飛ばしてきたそう。
車だと5時間以上かかるんじゃない?

・・・すごいね。

時間になり集団で外に移動します。
でも我先に、とはならない。ライバルというより同じ目的の仲間。
2010_1010えちごくびき野0099 
2010_1010えちごくびき野0101 
 
雨は次第に小降りになってきた。
スタート前のアナウンスで盛り上がる人々。
「ニューヨークへ行きたいかぁ~」
「お~。」 
2010_1010えちごくびき野0103 

雨は止んできたが風が強い。
ゲート近くのかがり火が消えないようプラカードで守っていた。
大変だね、スタッフも。
2010_1010えちごくびき野0104  
最初、プラカード燃やそうとしてるのかと思った。
 
スタート直前。夜が明けて明るくなってきた。
私は最後尾から走ろうと思っているので並ばず前から撮影。
2010_1010えちごくびき野0107 

上越市長がスターター。前の人は皆やる気だ~。
2010_1010えちごくびき野0108 

朝5:30、ようやくスタートしました。
皆がんばれ!
・・・そうだ、オレも走んなきゃ。
2010_1010えちごくびき野0109 
2010_1010えちごくびき野0110 

走っていると暑くなる。
まだ小雨が降っていたが、100均で買ったポンチョは脱いだ。
皆ペースがいいなぁ。 まだまだ元気。
2010_1010えちごくびき野0111 
あちこちでおしゃべりが聞こえる。

最初の給水所、4.2キロ地点の北諏訪小学校。
まだスタートから距離が無くランナーがまとまって来るので
ボランティアはてんてこ舞いでした。
2010_1010えちごくびき野0113 
そんな中文句言うやつはいるんだよねぇ。
「コップないのぉ、ドリンクは?早く早く。」
フルならまだしもウルトラでそんなヤツがいるとは。
そいつの隣で大声で言ってやりましたけどね、
「いいよ、慌てないで。時間はたっぷりあるんだから。」

・・・ヤレヤレ。

すっかり明るくなったが、天気は微妙。
雨が止んだり、強く降ったり。
2010_1010えちごくびき野0114 
カッパを脱いだり、着たり。
次第に面倒くさくなってそのうち脱いだままでした。身体も冷やされてちょうどいいかな。
トランジットで着替えればいいし。

謎の物体、現る。思わず笑ってしまった。キモ可愛い。
2010_1010えちごくびき野0115 
なにかモチーフがあるのだろうか?ご当地もの?

13.2キロ地点、三和区総合事務所エイド。
初のレストエイドです。

まずトイレを借りようと建物の前に行くと、係員の方が立っており
トイレの場所に案内してくれる。
ちょっとビックリ、そこまでしてくれるとは。
2010_1010えちごくびき野0118 
余り優しくしないでください。慣れてないので涙が・・・。 ううっ。

これこれ。コレを楽しみにしてたのさ。
新米のおにぎりに梅干(種がすでに抜いてあるのです!)をのせてパクり。
2010_1010えちごくびき野0116 
うまいぞぉぉぉぉ。2個食った・・・。

おにぎりの他にも食べ物、飲み物がたくさん。
ボランティアの方々の笑顔もたくさん。
上の写真で分かるかな?

エイドを出るところでは雨の中、少女たちが懸命に踊って応援。
踊りながらみんな手を振ってくれた。
2010_1010えちごくびき野0117 
そんなに熱く応援しないでください。慣れてないので涙が・・・。ううっ。

2010_1010えちごくびき野0119 
広大な頚城平野(くびきへいや)をひた走ります。
道端ではおばちゃんがずっと手を叩いて応援している。

トップが通過してからどのくらいの時間がたったのだろう。
 おばちゃんはずっと手を叩いていたのだろうか。

途中の村を通過中に立派な鐘を発見。
2010_1010えちごくびき野0120 

走りながら撮ったんだけどピントがいまいち。
2010_1010えちごくびき野0121 
でもいい写真かな、と思って。
こうやって人里を通過すると、皆楽しそうに応援してくれるのです。
おじいちゃん、おばあちゃん、子供、犬・・・。
凄いでしょ?思わずパチリ。
2010_1010えちごくびき野0122 
どれくらいの時間そこにいてくれたのだろう?

また、ある地区を通ると看板に名文句。
2010_1010えちごくびき野0123 
がんばれ、ではない。
 「それなりに走れ!」 いい言葉だ。
100キロだからね、それなりに。

刈り取りが終わった広々とした田園に雄大な山々。 妙高山?
そんな中をのんびり走る。

これは旅、だね。
2010_1010えちごくびき野0125 
車窓からの風景ではなく、自分がそこにいる。

雨降ってるのに、ありがとう。
2010_1010えちごくびき野0126 
おばちゃん、照れて、笑う。

贅沢だ。
2010_1010えちごくびき野0127 
空が広いから。

コスモスにも応援されている。
2010_1010えちごくびき野0128 
生まれて初めてだな、花に応援されるの。

ひたすら真っ直ぐな道。
2010_1010えちごくびき野0129 
でもイヤじゃない。先を考える旅じゃなし。

ここで写真撮ってたら、応援のおばあちゃんが右のボランティアの方を指して言う。
「こっちのかっこいいお父さんも撮ってあげて~。」
自分で言って大笑い。陽気な人たちだ。
2010_1010えちごくびき野0130 

26.2キロ地点、板倉総合事務所エイド。
なんか賑やか。ホッとする。
2010_1010えちごくびき野0131 
まるでランナーのオアシス。
まず、おしぼりがあって顔を拭けるのがうれしい。

アミノバリューとおにぎり。
うん、まだまだ食えるな。胃の方はまだ問題ない、 良かった。
2010_1010えちごくびき野0132 
新米のおにぎりはうまいねぇ。ここでも2個食べました。
笹ダンゴは次のレストエイドにしよう。レース攻略じゃなくてエイド攻略だな・・・。

ここのボランティアも元気よかったですよ。
2010_1010えちごくびき野0133 
地元の中学生かな、ありがとう。

この頃雨も上がった。この位の距離になるとランナーもバラける。
あとたった70キロ・・・。
2010_1010えちごくびき野0134 
残りの距離は考えません。

こちらの方々はそんな酔狂なランナー達には興味が無く、
カメラを向けても食事に夢中。
2010_1010えちごくびき野0135 
「干草はウマいっ。」

33.5キロ地点、総合センター前エイド。
2010_1010えちごくびき野0136 
ここも元気なんだよね。

おにぎりと暖かいコンソメスープをもらう。
これは持参のねり梅チューブ。おにぎりを食べやすくと思って。
こんなトコは準備いいんです。
いいんですっ!(ジョンカビラ風に。)

・・・うん、うまい。
2010_1010えちごくびき野0137 

この少年達のところでスープを貰ったんだけど、
ありがとうございますって言われた。
逆だよね。
ひたすら元気がいい、すごく楽しそう。
2010_1010えちごくびき野0138 
ここもドリンク、食べ物等豊富。笹ダンゴは次にしよう。

ただね、冷たい炭酸が飲みたくなるですよ。
自販機を見つけ、量は飲めないのでリアルゴールド。
かぁ~っ、うまい。

後半はエイドでコーラが出るみたいだけど、ガマンできず。
1日中走ってるんだからこの位のわがままもいいでしょう?
このためにウルトラでは小銭持参。
2010_1010えちごくびき野0139 
走り去るランナーにジロジロ見られた。うらやましい? それとも、おかしい?

看板のおばあちゃんも地元の方言で応援してくれます。
これはがんばらないとね。
2010_1010えちごくびき野0140 
やっぱり割烹着なんだ、基本だね。
でも“おまんた~”って、なんか恥ずかしい…。

右の弁当200円の看板と同じくらいのマラソン応援看板。
この頃から上り坂が続く。
2010_1010えちごくびき野0141 
ホントに弁当が200円なのだろうか?
見てみたい。

街上げての応援なのですね、この後また看板が続きます。

39.6キロ地点、牧区総合事務所エイド。
なんか写真撮る余裕がなくなってきたのか、食べるのに夢中だったのか。
この1枚だけだった。
2010_1010えちごくびき野0142 
おぼろ汁が名物のエイド。
味噌汁の中におぼろ豆腐が入っていてホロホロとおいしい。
く~っ、胃にしみるぅ。
おにぎりも、レモンも貰った。 笹ダンゴは後にしよう・・・。

ここはマッサージ、テーピングが受けられるエイドなんです。
結構並んでたんだねぇ、気づかなかった。
でもこの時間でマッサージ受けてたら危ないんじゃない?
関門まで決して余裕は無い。
けどちょっとうらやましい。

そして右の黄色のお姉さんが笑顔で声を張り上げて応援している。
いとおしくってってお姉さんの胸に顔をうずめたかった。

・・・。

ハイ、捕まりますね。

そしてエイドを出ると左折、すぐ急な上り坂。

やっと40キロ地点、まだまだ登ります。
最初の山越えが始まっている。
2010_1010えちごくびき野0143 
たったあと60キロ・・・。

オレももらえる?
2010_1010えちごくびき野0144 
タコが走っているんだよね?あれ、違うの?

へのへのもへじの案山子を初めて見た。
2010_1010えちごくびき野0145 
本物だ! 多分夜見たら怖い。

この秘訣をオリンピック日本代表に教えてあげたい。
宇佐美先生も知らないだろう。
2010_1010えちごくびき野0146 
たぬきか。
こんな名文句よく考え付くな・・・。

完走したいけど、まだまだ山登り。
2010_1010えちごくびき野0147 
牧中学校の生徒が作ってくれたんだね。
看板といい案山子といい、作ってる風景が目に浮かぶようだ。
わいわい楽しそうに作ったんだろうな、あのエイドの少年達のように。

走りながらずっと考えていた。

おそらく1度にこんな大勢の人が来ることの無いであろうこの地域に、
2年にたった1日だけ訪れるランナーを想って、
自己満足の為だけに走っているランナーを想って、
ホントにただ勝手に100キロ走ってる、そんな酔狂なランナーを想って、
案山子にTシャツを着させ、面白い看板を作り、
エイドでは長い時間明るい声で応援し、励ましてくれる。

そうだ!

あの人里を通過する時も、列になって拍手しつづけてくれた人たち。
田んぼの真ん中で1人で手を叩いてくれていたおばあちゃん、
納屋の軒下でお茶を飲みながらイスに座って楽しそうに声を掛けてくれた村の人々。
散歩で連れていた犬がもう飽きているのに、その場にたたずんで手を振るおじいちゃん。
ちっちゃな子供を抱いて、その子の笑顔を見せてくれた若いお母さん。
峠の頂上で、体を使って盛んに鼓舞するボランティアドクター。

みんな、雨の降りしきる中、応援してくれた。

なぜ?

誤解を恐れずに言えば、
私達ランナーのほとんどは、自己の欲望を満たすためだけに走っている。
ウルトラ走ってるから凄いのではなく、ハセツネ完走したから偉いのではなく、
要は、「走りたいから、走っている。」だけ。
ただ、それだけ。

腹減った、ラーメン食おう、ってのと一緒。

他人にはたいして意味は無い。
自分の人生を豊かにするものではあるけどね。

でも走ってばっかりで家族をかえりみないと奥さん怒るでしょう?

完全なるマスターベーションだ。

そんな人をなぜ応援するのか?
彼らは私達の走っている姿を見て何を感じているのだろうか?

キロ7分ペースのこの自己満足な旅を続ける中、本当に沢山の人がいた。
通り過ぎる景色の中に、あの道端のコスモスのように笑顔が必ず添えられていた。

ひょっとしてここで私達に会えて、走る姿を見て、喜んでいるの?楽しんでる?

理由はわからない。
もしかして、わずかでも何かお返しが出来ているのなら・・・。

ふと、ツール・ド・フランスの風景が浮かんだ。
街を渡り歩くサーカス団を、思った。
まるで旅芸人のような気がした。

ならば、私達は笑顔で手を振り返さなければならない。
心から「ありがとう!」と言わなければならない。

ここを走ることを喜んでもらえるなら、それはランナーにとって重要な意味を持つ。

自分が走ることが、人をほんの少しでも幸せに出来るかもしれないのだ。

先日アミノバリューランニングクラブの合宿で田麦山へ行った時も感じていた。
東京から大勢のランナーがここに走りに来てくれたと。
同じクロカンレースに出場する小学生達も楽しそうだった。
表彰を受けた子供達も大勢の大人に拍手されてとても誇らしげだった。

走ることで何かが出来る。

自分の為に生きることは本当はたいした事ではなく、他人の為に生きることが幸せなんだ、
と誰かが言っていた。

マラソンは私を色々なところに連れて行ってくれた。
知らない景色の中を走り、色々なものを見て、食べて、感じてきた。

そして、もし“走る喜び”が“人の喜び”にもなったのなら、
それは最高のランニングライフなのかもしれない。


中学生達の想いの詰まった案山子に応援されながら、やっとフルマラソン越えです。
でもまだまだ登り。
コレがボディブローのように効く。
2010_1010えちごくびき野0148    
でもね、まだ足も無事だったんですよ。急なのぼり坂だったら歩けば良いんでね。

すすきが生い茂る最初の山の頂上を越えると、 
2010_1010えちごくびき野0150 
下り坂が始まります。コレも効くんだよね、足に。
ちょっと予定より遅れているので、下りでペース上げると・・・。

ここは44.1キロ地点、川上笑学館だった思う。
仮設トイレの前にいるボランティアに「トイレ借ります!」って駆け込んだら
すかさず「真ん中のトイレが空いてます!」って
ピンポイントで案内してくれた。

しかも用を足して出てくると、その人がアルコール液のスプレーで手をシュッシュしてくれた。
こんな大会あります? いたれりつくせり。

やっとここで笹ダンゴ!
食べやすいよいうに半分に切ってくれている。
2010_1010えちごくびき野0151 
笹ダンゴをなめちゃいけないぜ、うまいよ~、しみじみ。

そしてひたすら下ります。
あんまり下りたくないんだけどね、また登んなきゃならないでしょ。
あと4つ山を越えなきゃならないから。

でも景色が素晴らしい。
2010_1010えちごくびき野0152 
良い風景だと思いません? 水彩画書きたいよね、書けないけど。

コレは「柳葉向日葵」と言うそうです。
その花畑。
黄色がとても綺麗で、ランナーの旅路を彩る。
2010_1010えちごくびき野0153 
だが、足が・・・。
歩幅を狭くしてスピードを上げないように、大腿四頭筋に負担がかからないように
急坂を下るが、どうしてもスピードが出てしまう。

ブレーキを掛けて走っていると太股がミシミシ言い始め、
足の各パーツに警告ランプが点滅する。

そして2個目の山をやっとの思いで越えて(写真無し・余裕無し)、また下る・・・。

苦痛にあえぎつつ下っていると、古い商店が見えてきた。
気分転換にコーラを買った。
お釣りを取る為にかがむと右のハムがつった。足首も何かヘンだ。
それをかばって走り出すと左の大腿四頭筋のスジが痛んだ。
2010_1010えちごくびき野0154 
そして雨が降ってくる。

この先はもうすぐ50.4キロ地点、B&G海洋センターエイド。
そして12時15分で締め切られる第1関門(スタートから6時間45分後)でも、ある・・・。

ハイ、結局関門時間には間に合ったんですよ。
このエイドについたのは11時45分くらい。
関門の30分前だったのですが、いかんせん足が・・・。

このエイドにはマッサージがあったのでしばらくやってもらい、
テーピングしたのですが、駄目だった。
試しに辺りを走ってみて、余りの痛さに雨の中、呆然とするアタクシ。

その後豚汁を食べ、(確か豚汁だったような、うどんかな?あんまり覚えてない。)
あと 何か口にした記憶がある。そんな時でも食べるのね、オレ。

ただ余裕は全然なくこのエイドの写真も取れてない・・・。

と、言うことで泣く泣くリタイアしました。

もう少し、せめて68.9キロの次の関門まで行きたかったし、行ける時間がありました。
半分の50キロしか走れないなんて、マラニックじゃないんだから・・・。

ウルトラは「好き」なんですけど、「好き」だけじゃ完走なんて出来ないんですね。
「好き」だけじゃ想いは伝わらない。

まるでかなわぬ恋のよう。

好きな事を成功させるには、それだけにちゃんと労力を惜しまずに「努力」しないといけない。
皆さんしてるのでしょう。
だからこの先も進めるし、ゴール出来る。
私は足りなかった、甘かった……。この体型しかり。

大会は楽しかったですが、最後の最後で正直楽しめませんでした。
ランナーは走れる事が前提でないと心底楽しめないんですね。

完走が全てではないと思いますけど、楽しめないのが楽しくない。

かなり落ち込むさすらいのメタボリック・ランナー。

バスの時計は12:15。
大雨の中、目の前で無常にも関門が締め切られます。
拍手が送られ、通過できないランナーは天を仰いだ。
2010_1010えちごくびき野0155 
私はリタイアの手続きをし、トランジットの荷物をもらって濡れたシャツを着替え
バスの中で足をさすっていた。

ここからゴール地点である「希望館」へは約40分で到着する。
バスで隣に座った人は秋田を走ってきたそうだ。ウルトラの連チャンなワケね。
スタッフは70歳のおじいちゃんだったが、
第1回のこの大会に参加し完走したって。凄いねぇ。
「大丈夫、大会は逃げないから。また再来年会いましょう!」
そうだね・・・。

走っているランナーの横をバスが進んでいった。

ゴールの「希望館」の到着すると、ボランティア中学生の赤いジャージ集団が
わんさかとバスを囲む。
なんだ、なんだ?
バスを降りると、「ゼッケンはずしてください!」
私が預けた荷物を持ってきてくれるらしい。
ゴール後はこの中学生達がランナーに専属で2人ついて、
食べ物や飲み物を持ってきてくれたり荷物を持ってきてくれるのは聞いてたけど、
(凄いでしょう!ゴール後は休んでれば良いんです。お殿様気分なのです、
・・・殿様になったこと無いけど。)
う~ん、リタイア組にもやさしいのか。

余りやさしくしないで下さい、慣れてないので・・・。

「荷物を受け取るまでどこに居ればいい?」と聞くと、どこでも良いと言う。
この会場内であれば、私がどこに居ても荷物を持って走って探し回ってくれるのだ!

恥ずかしそうに、けれども誇らしげに女の子が大声で言う。
「お風呂入りたい方は場所をご案内します。」
「豚汁とうどんがありますが、なにか持ってきましょうか?」
「バスは14:30の発車です。」
近くにいた教師らしき男性が目を細めて見ていた。
2010_1010えちごくびき野0156 
ここは荷物引取り受付。普通はランナーがゼッケンを示して2階にある荷物を
受け取るが、全部やってくれた。

この階段をひたすらダッシュし荷物を持ってくる。
2010_1010えちごくびき野0160 

荷物を受け取り、(たどり着かなかったもう1つのトランジットの荷物がが心配だったが、
私が50.4キロでリタイアした時点で78.2キロ地点に連絡が行き、自動的にゴール地点に
送られるシステムなんだって。)
バスの時間までふらつく。

外のテントではもう表彰式。
一体どんなタイムで走ったんだ?
2010_1010えちごくびき野0157 

ゴール地点ではまだゴールするランナーは少なく、中学生が出番を待ってる状態。
2010_1010えちごくびき野0158 

でも50キロの部もあるので、ランナーが来ると名前をマイクでアナウンスし、盛り上がる。
「○○さん、もう少し、がんばって~。」
2010_1010えちごくびき野0159  
ここ走り抜けたら気持ち良いんだろうなぁ。着く頃は真っ暗だろうけど。 

私は直江津行きのバスに乗り、ホテルには15時過ぎには着いた。
まさかこんな時間にホテルに居るとは思わなかったので、何をして良いのか判らない。
朝早かったから少し寝ようと思ったが、足がジンジンしていて眠れない。

足を引きずってイトーヨーカドーへ行き、ビールを買い込む。
流石に飲みに行く気力は無いので、(当たり前だ。)
足にシップをし、部屋でアホな顔して?ボーっとテレビを見て、ちびちび飲んだ。

なんだか長いのか短いのか、よくわからない1日だった。

翌朝、6時には目が覚める。
部屋からの景色。  晴れてきた。
2010_1010えちごくびき野0162 
今日は新潟マラソンがある。
このウルトラを走った後、新潟を走るツワモノのいるらしい。
東京では夢舞い。
マラニック好きの私としてはこの大会にも出たかったんだけどね。
ハセツネも今日スタートだ。

6時に起きたってする事が無い。指定を取った特急は13時01分発。
軽い脱力感の中、
窓からこの景色を眺めながら、朝酒よろしく、昨日の残りのワンカップとビールを飲んだ。
昨日走ったのが夢のようだ。

残っているのは、痛みだけ。

その後2度寝した。
そして11時にチェックアウトし、街をふらつく。
2010_1010えちごくびき野0164 
昨日とうって変わって、晴れて、日差しが強い。

2010_1010えちごくびき野0165 
懐かしい風景、何かは判らないけど。

2010_1010えちごくびき野0176 
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少し傾いていて、丸太で支えている冗談のような建物。
2010_1010えちごくびき野0168 
もう銭湯は営業してないようだ。

この店は結構人が入っていた。
昼も近いのでラーメン、チャーハンでも良かったんだけど行きたい店があるので。
2010_1010えちごくびき野0169 
ニューハルピン。そそる面構え。

この通りでは異様な程、でかくて綺麗な建物でした。
「富寿し・直江津店」
・・・儲かっているのね。
2010_1010えちごくびき野0170 

せっかく直江津まで来て魚介類を食べない訳にはいかない。
事前に調べておきました。
2010_1010えちごくびき野0171 
注文したのは、地魚にぎりセット。¥2,800也。
これだよねぇ、やっぱり。
茶碗蒸しとかに汁とメロンが付いていた。
 
うまそうだ。

この頃ビールはすでになくなりかけている・・・。

2010_1010えちごくびき野0172 
“のどぐろ”が一番うまかったね。
ねっとりしていて、白身なのに濃厚で。口の中に広がる甘さ。
あと“まはた”かな。ハタの刺し身なんて初めてだったけど、(のどぐろもそう。)
プリップリッでした。

つやっつやでしょう?
2010_1010えちごくびき野0173 
松カレイだけボン酢で。

思わず日本酒をぬる燗で注文。
地酒の能鷹(黒松)。地元ではポピュラーなお酒らしい。
しかし午前中だけでドンだけ飲むんだ?

お酒をちびり。にぎりをパクリ。あ~っ幸せ。

昨日落ち込んでいたことなんて完全忘れてた。

ただね、会計で判ったんだけどお通しを取られていたんですよ。
そういうものなの?ランチで酒飲んで普通お通し取るもの?

まぁいいか。再来年は居酒屋へ行くだろうし。(やっぱり行くのか、オレ。)
地魚にぎり ¥2,800
ビンビール(大ビン) ¥735
お通し    ¥315
能鷹(黒松) ¥525

ご馳走様でした。

そうなんだよね、上杉謙信の事すっかり忘れてた。
巨峰の丘マラソンで武田信玄だったので、
こちらでは春日山に行くべきたっだ。  
また今度。 
2010_1010えちごくびき野0177 

すっかりいい天気。大会前日は晴れて、当日雨で。
なんなんだ?
でも当日がこの暑さだと厳しいかも知れない。
2010_1010えちごくびき野0178 

ではおとなしく帰ります。
「あ・ば・よ~っ。」柳沢真吾風に。
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でもビール買っちゃった。
2010_1010えちごくびき野0184 
ビール飲み干してすぐに爆酔。この「はくたか」が通るほくほく線は途中コースを横切る。

新幹線も空いてました。越後湯沢での乗り継ぎに1時間取ったので
利き酒を!と思っていたのですが、もう飲めません・・・。
2010_1010えちごくびき野0186 
新幹線はガラガラ。目が覚めたら大宮駅でした。

非常に厳しく、くやしい大会となりましたが、走ってよかったな。
とりあえずトライしてみないと何も見えてこないしね。
もしかしたらカンタンに100キロを走りきる人より 、
遠回りしてるけど実りが多いのかもしれない・・・。

でも完走したかったけど。

先日、皇居でマナーを守らないランナーの話がありました。
少し前だと第一回東京マラソンの時にはマスコミによるネガティブキャンペーンもあった。
私はそれ走りましたけど、トイレが少ない!ってわざわざ混んでいるトイレばかりカメラを向けていた。
雨が降っていたので屋内のトイレは混んでたけど、外はガラガラだったのにね。

走る楽しさを理解出来ない人々にとっては、
ランナーはただの厄介モノなのかもしれない。
走らない人はそれが普通だ。私もかつてそうだった。
もちろんランナーの自覚の問題もあるかもしれない。

ただ本当に、「走ること」がほんの少しでも人の為になるのなら・・・。
「走ること」が世間にもっと判りやすくなるのかもしれません。

来年の東京マラソンはチャリティ枠が1000人あるそうですが、
本当は参加者全員チャリティになるようなシステムが必要だと思う。
都知事に開催前から東京マラソンを提言していた小出監督も
何かチャリティになるような形でと言っていたと記憶している。
ニューヨークシティマラソンのように。

ただ最近増えてきましたけどね、そういう大会。

「訳の分からない、好き好んで苦しそうに走っていて、歩行者の迷惑もかえりみない人々」
から
「あいつらの何か分からないけど、なんかいいな」という見方に変わっていくには
走ることが少しでも人の役に立つ、ということが必要だと思う。

それが走る事を喜びと感じる者にとっては、最高のモチベーションになるのかも知れない。

そりゃそうでしょう?誰だって人の喜ぶ顔みたいでしょう?

 
2010_1010えちごくびき野0026 
 


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Comment

さぶろう | URL | 2010.10.31 21:28
待ってました。レポ2!
って今酔っ払ってるので、
またじっくり読ませてもらいます。
記事読むにコメントする荒業。(笑)
ウルトラいいな~。
ジミー | URL | 2010.10.31 22:06
早いっす。(笑)
でもありがとうございます。

これは私の勝手な思い込みと反省です。
完走できると楽しいんだろうなー。
さぶろう | URL | 2010.11.01 21:38
じっくり読みました。
今回も笑いあり、感動ありのいいレポですね。

私も、ついこの間まで走る人の気持ちが理解
できなかった部類でした。

一方で、あの人たちはなんで走るのか?
走ってるときどんな気持ちなのか? 
ひょっとしたら面白いんじゃないのか? 
そういう興味はありましたね。

それが目に見えて社会貢献できるような
仕組みになれば、もっと社会的認知も
進むでしょうね。

そもそもマラソンを趣味にするってハードルが
高い気がするんです。時間とお金がある程度
自由になって、精神的にも余裕がなければ、
トレーニングなんてできない。
その物理的・精神的余裕のほんの一部を、
他に人に分けてあげられる、それで周囲も
幸せになれる、そんな形がいいなと思います。

とりあえず応援に笑顔で応えることから
はじめましょうか。
佐々木 | URL | 2010.11.01 21:56
ウルトラも人生も時間はたっぷり!
リタイアしたって次の糧、
美味いもん食べてまた走れる自分を楽しもう!!
ジミー | URL | 2010.11.01 23:19
おお~っ。さぶろうさんのコメント感動です!

なんか結構時間かけて「オレは何が言いたいんだ?」って考えてたのを
(なんだか何を言いたいのか分からなくなってしまって、
何度も読み返しててアップするの遅れました・・・。)
簡潔にしかも的確に言われてしまった。(笑)

そういう事が言いたかったのです!出来ることから始めましょうって事。

ちょっとでいいから意識を外にも向けましょうって事。

何かねぇ自慢してるヤツがいたんですよ。
私の気にしすぎかもしれませんけどね。
ハセツネ完走をやたらと持ち上げたり、
富士登山がどうとか、
ウルトラやってるならサロマ走らないと本物じゃない的な・・・。
(モチロンこれらを走ってる方でも良い人は一杯います。)

私はそんなちっちゃな世界よりも、与えられたなら返したいです。

ホントにまず笑顔で応えたいですね。
「ありがとう!」って言った時のおばあちゃんの照れた笑顔が忘れられない。

あ~っ、やっぱりさぶろうさんのコメント真似したみたいになってる。(笑)

ジミー | URL | 2010.11.01 23:25
そうねぇ佐々木さん、
リベンジしなきゃいけない大会がたくさんです。

とりあえず大島でウルトラデビューして、
その後奥武蔵を一緒に走れることを楽しみにしています!

体脂肪一桁のトライアスリートには楽勝でしょうけどね。
キャプテンe | URL | 2010.11.07 22:53
相変わらずジミーさんのブログは美味しそう・・・じゃなくて面白いですねえ。いいこと書いてるし。
ほんとランナーってエゴイストだから理解されないことも多いですよね。キャプテンはエロイストだけど(台無し・・・)。走りの楽しみ方もいろいろあるし、速いだけがすべてじゃないなあ、と思う今日この頃です。
今日の下関もたくさんの人が応援してくれたけど、人ががんばってる姿ってなんか元気をくれるんでしょうね。あと、お祭り的な要素もあるし。走るリオのカーニバル?
タダ、ジミーさんのリタイアは食べ過ぎ飲み過ぎが原因じゃないかという疑惑も・・・。
にしても、えちご・くびき野、いい大会ですねぇ。でてみたいけど、とりあえずキャプテンは萩往還マラニック70kmでおばちゃんが作ってる草餅食べるのが当面の目標かなあ。
ジミー | URL | 2010.11.07 22:59
そうかっ、食べすぎ飲みすぎだったかぁっ!
・・・やっぱり?

まぁ痩せないとウルトラは無理です。
でも仕事が忙しくなるとストレスで食って飲んじゃうんすよねぇ。
やれやれ。
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プロフィール

ジミー

Author:ジミー
走っても痩せない。なぜならば食って、飲んでるから。


【自己ベスト】
2009年 第12回荒川市民マラソン   3時間55分
2009年 第10回谷川真理ハーフマラソン 1時間46分
2011年 第7回いわて銀河100Kmチャレンジ 13時間29分

【初レース】
2005年かすみがうら10マイル
【初フルマラソン】
2006年 第9回荒川市民マラソン    6時間10分

【東京マラソン】
第1回だけ当選しました。土砂降りのこの大会記録は6時間46分
あと14分遅ければ都知事と握手してテレビに写ったのに。
膝が痛くてそんな余裕ありませんでした。

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