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不思議な1日 ~2009年4月12日戸田彩湖ウルトラマラソン~

ランステで知り合った方から誘われ、
(チャレンジ富士五湖の大会レポその4で登場している変態O氏)
仲間に加わらせていただいたSWRCの練習会に先日参加しました。

前回の皇居ラン+土砂降りBBQから2度目ですね。

その打ち上げで、なぜかテーブルの向こう側で
チャレンジ富士五湖の話で盛り上がったらしく、
5人が72キロに勢いで初エントリー。

え~っ、ホント?いいの?

紹興酒の飲み過ぎで、酔っ払ってない?

でも私、こういう人達って好きなんですよね。
興味があったらまずチャレンジしてみる。

そばに居ると間違いなくパワーをもらえます。

そしてその話を聞いたとき、思い出しました。
初めてフルマラソン以上の距離を走った日のことを。

その大会はスポーツエイドジャパンが主催する、
2009年4月12日・戸田彩湖フル&ウルトラマラソン。

埼玉県戸田市にある、道満・彩湖グリーンパーク内、
1周5キロ弱のコースをウルトラは15周(70キロ)します。

私の地元であり、知り合いの彩湖ランニングクラブがエイドのお手伝いをしております。

そして前年のオクトーバーズ・ランで知り合った仲間が応援に来てくれました。
その時はまだそれほど気心知れてないのに、至れり尽くせりな応援でした。
まぁ私が走るにかこつけて、ピクニックを楽しんでいたという説もありますが・・・。
でも本当に優しくしてくれて感激してたんです。

今でもこのチームサリューのメンバーは私の自慢のラン友なのです。

以下の大会レポは、走った翌日に応援してもらったチームの仲間に向けて
感謝の意味も込めて書いてグループメールで送ったものです。

今でも読み返すとあの時の感動が蘇ってきます。

初ウルトラ参戦の方々に応援の意味も込めまして、
掲載させていただきました。

少しでもウルトラマラソンの魅力が伝わればいいなぁ、と思いながら・・・。

大会翌日に書いたので、恥ずかしながら少々感傷的です。




今まで生きてきてこんなに周りの人たちに
感謝を感じたことはありません。
(それもなんか寂しい人生だな・・・、でもそうなので。)

1日でこんなにいろんな人に心からお礼を言った日もありません。

こんなに辛かった日も無いですし、こんなに楽しかった日もなかったです。

私がマラソンを走るのは、多分皆さんと違ってあまりポジティブな動機ではないので
楽しさは求めてなかったし、仲間も必要では無かったし、
達成感も必要ではなかったんですが。

           ****

昨日は不思議な日でした。
まず朝、武蔵浦和からのバスでマラソン教室の仲間の1人と打ち合わせ
もしてないのに偶然同じバスになりました。
(今回エイドを手伝うことになっていた人です。)
話をしながら会場に向かっていると緊張もほぐれ
なんだか楽しく過ごせました。(感謝!)

彩湖の朝の空気はとても澄み切っていて、これからの
炎天下なんて微塵も感じさせない、高原の朝ようなすがすがしさ。
マイナーな大会ですし、ウルトラは300人ちょっとの
参加者なのでスタート前ものんびりした感じです。
ストレッチしてる人を見かけなかった!(何で?)
スタッフもあくせくしてなく手馴れた感じで
受付時から笑いにあふれ冗談連発です。(感謝!)

エイド手伝い組のマラソン教室仲間にも挨拶をしたら、
数々のメニューを聞いてとても楽しみになりました。
(シチュー、味噌汁、そうめん、お汁粉、フルーツポンチetc。)すごいねぇ。

知らないおばさんとも談笑。なんだこのゆるい雰囲気は。

そして着替えてると、不意に声を掛けられました。
その人はジムでよく見かける方なんですが、
去年戸田マラソンで ハーフの応援をしていたとき
偶然見かけてコースサイドから声を掛けた際、
手を挙げてくれたんですね。

以前からニューヨーク シティマラソンのベストを着てe2グリップもって
トレッドミル走ってましたし、夜に外ランしてるときも
すれ違ったりしていたので気にはなってはいました。
その方も私を覚えてくれていたようです。
お互い名前も知らないのですが、彩湖で初めて話をしました。

ウルトラのベテランさんだったんですね。
去年のサロマは80kmでリタイヤしたので今年リベンジの為、彩湖は練習大会とのこと。
このときとばかりに不安をぶちまけたら笑って一言、
“ゆっくり走ったら大丈夫だよ。必ず完走できるよ。
足を前に出してたらいつかは終わるんだから。”
・・・参りました。救われました。(感謝!)

なんなんでしょう。
まだスタートもしてないのにこの幸せな感じ。
ちょっとナーバスになりすぎていたから、余計そう感じたのかもしれませんね。

まだこの時は、これから起こる地獄のような苦しみを
味わうとも知らずに・・・。
(つづく。・・・つづくのかっ?)

          ****

朝8時にスタートしました。
フルの感じしか知らないので、なんとスタート時のペースが遅いこと。
そしてランナーのTシャツを見ると何とかUMCが多い!(ウルトラマラソンクラブね。)
ゆっくりキロ7分ペースを守って周回を重ねます。
ただ以前より痛めていた腰が思わしくなく、時々
ズキン!と痛んで息が止まるほど。ウエストバックのベルト
もきつめに締めて何とか走りますが、先行き不安です。

あと前日から下痢で・・・。(シゲさんの気持ちが良く分りましたよ。)
2週目途中で便意警戒注意報が体を駆け抜けました。
しかーし、トイレが近くに無い!
寄せては返し、返しては寄せる波のような便意が私を
支配していきました。

周りでは水鳥たちが私を見て微笑んでいます。

トイレまで約2キロ、なんとか肛門括約筋が大カツヤクし!?トイレに駆け込み
(これからいっぱい走るのに。)
何とか事なきを得ますが、これで堤防が決壊してたら
応援団と会うこともなくレースを終えていたことでしょう。
これからマラソンのトレーニングも筋トレに肛門括約筋を
加えよう。(ウソです。)

その頃からすでに足が重くなってきました。思ったより早くてあせります。
そして5週目、ステップタッチさん、ふうちゃん、ひよこさんと合流!
ステップタッチさんには2週併走してもらい、
(これ精神的に楽になるんですよねぇ。トロピカル味の
エネルギーリキッドももらい、感謝!)
女性陣お二人には陣地で至れり尽くせり
(プライベートエードステーションだ!24時間テレビみたい。)
にんにくを利かせた鳥のから揚げ、フルーツ、氷の入った
スポーツドリンク、(これがたまらない!)、消炎剤まで
掛けていただいて、ホントに涙が出そうでした。(感謝!)

しかも毎週。まわり見回してもこんな幸せ者いないよ!

うれしいやら申し訳ないやら。しかもここで馬鹿なこと
言ってると気分転換になるんですよ。ホント助かりました。

お昼を回ると気温もぐんぐん上昇し、過酷さが増して行きます。
良く見ると私みたいにノースリーブシャツ、ショートタイツ
のウルトラランナーはいないんですね。
サポートロングタイツで長袖Tシャツとか半そでとか。
紫外線対策なんでしょうか。

みんな一斉に塩噴いてます。前日の予報では最高気温が23℃とのことでしたが、
もっとあったような感じ。とにかく暑い!
水分ばっかり取っていたので食欲がなく、かといって
異常にのどが乾く。
ゴクゴクと飲んでしまうともたれるのですが飲まずにいられない。
何か食べなきゃと思いつつエイドでは
何も食べる気が起きなくて持ってきてもらったイチゴと
オレンジばっかり食べてました。
今回はふうちゃんの鳥のから揚げ、そしてひよこさんのフルーツ・スポドリ、
そしてエイドでのコーラ
(ウルトラではコーラが出るんです。糖分がいいらしい。)で走ったようなもんです。
1208_007.jpg


この頃から気づいたんですが、
スタート地点から1キロちょっとの坂の前でテントを張ってる二人が声を出して手を叩いて
応援してくれているんですね。私が通り過ぎるときは必ず立ってました。ずっとなのか?
まあフルの部かなんかで仲間が走っているんだろうと
思っていたのですが、結局ウルトラの最終周回まで。
私はビリから4番目くらいにゴールしたのですが、私より
後ろのランナーの仲間だったのかも知れません。
でもなんか、とてもうれしかった。(感謝!)

フルの距離を越えたときは感慨深いものがありましたが、
その頃が一番きつかった。
その前から3箇所ある坂の2箇所は歩いてましたが、10週目、時間は13時過ぎでしょうか、
足がまったく動かなくて平地でも歩きが・・・。
その周は40分くらいかかったと思います。
1人だったらここでリタイヤしてたね。絶対。
50キロ走ったんだからもういいんじゃないかと、適当な理由をつけて。
でもこれだけして至れり尽くせりしもらってリタイヤできないでしょう?
リタイヤしたらふうちゃんに殺されます・・・。

その周、皆のところに戻った時、
ひよこさんにザバスのピッインリキッドをもらって走り始めたらあら不思議!
足が動くようになった!
1208_008.jpg


そしてその頃、突き抜けました・・・。あっちの世界へ。(どっちだ?)
痛かった腰も足底も汗も鼻水もどうでもよくなり、
“もう好きにして!”状態。

すべてのことを受け入れるしかないのです。
間違いなくあと5週しないと終わらない。

ちょうどその頃周回途中でショージさんと合流。
重度の二日酔いの中、(また?)ありがとうございます。(感謝!)
そこで併走してもらいだいぶ気分が楽に。
重い足をトコトコ、ひーひー言いながら進めていきます。

でも1周が長い!メインエイドでマラソン教室のメンバーや
もちろんチームサリュ応援団のみんな、
テントの応援の人に手を振って、
第2エイドの少年達と冗談でも言ってないと心が折れそうになります。
風も強くなってきました。

12周目、苦しそうに走ってると第2エイドのおっちゃんが突然大声で、
”ゴールは見えたか?”というので
小声で“なんとなく・・・”と答えると
“完走おめでとう!”と満面の笑顔で握手をされました。

あと20キロ弱あるのに・・・。

でも、そうか完走できるのか、とそのとき初めて思いましたよ。
確実にゴールは近づいている。

その後かなりゆっくりですが余り歩きも入らず、
足が出続けることに喜びを感じ、残り3周、2周と周回を重ねました。

14周目、ひよこさんとステップタッチさんが併走。(感謝!)
なんか話さなきゃと思いつつ、息が出来ない。早歩きに近い
ペースなのに息がぜいぜい。
でもいままで坂道では歩きが入ってたのに、お二人と走ってたら歩かずそのまま行けました。
楽しかったよ、その周はあっという間。

           ****

ようやく最後の1周です。

もうすでにゴールしてる人もいますが、ゴールシーンを横目に見ながらこの旅も最後です。
メインエイドの仲間に手を振り、日も傾き夕暮れの中、
(いつの間に夕方になったんだ?さっき朝だったのに。)
走ります。

ただラストだろうが体は軋むし、足は重い。
まるで自分だけ重力が倍かかってるよう。
間違いなく全日本 足が重い選手権では優勝です・・・。

しばらく走って坂道前のテントに近づくとまた例の人が立ってる!
立ち止まり、帽子とサングラスを取って
“これでラストです。今日は1日ありがとうございました。”
とお礼をいうと拍手をしながら返事が返ってきました。

“こちらこそありがとうございました!”

まさかお礼を言われるとは・・・。
何にもしてないのに。
自分のエゴで走ってるだけなのに。
40歳のオッサン、半泣きっす。

最後の第2エイドでは、すっかり片付いて人もまばらです。
“ここでリタイヤします!”というと爆笑されました。
今日一日のお礼を言うと、“また来年!”だって。
来年かぁ・・・。

あと半周くらい、そのころからやっとゴールシーンを想像して
わくわくしてきたと同時に寂しさもこみ上げてきた頃、
第2エイドのボランティアの子供達が前を歩いてメインエイドへ帰っている。

“今日はありがとうね。”と息を切らせながら言って走り去ろうとすると、
“皆で走ろうよ!”と子供たち。

ええ~っ、なんて気のいいやつらだ。

それから瀕死のオッサンを先頭に元気な子供達の集団が
夕暮れの彩湖を駆け抜けていきます。

よほど苦しそうに見えたのでしょう。一番小さい子供が
ひっきりなしに話しかけてきます。
“ゴールしたら何食べるの?焼肉?あとビール?ホッピー?”
なぜホッピーを知ってる・・・。
聞けばお父さんがホッピー好きだとか。
“何焼いたらいいかな?”と聞いたら、
“ホルモン!”し、渋い・・・。
気を使ってゴール後の楽しいことばかり話しかけてきます。

そして橋の手前に差し掛かるとステップタッチさんが待っててくれました。
そこからゴールまで併走してくれます。
ありがとう。
これが20代の可愛い女の子だったら抱きしめてたね!
(失礼。感謝!)

40のオッサンと30代のややオッサンと子供達の集団は
人影少ないコース上、それでも誇らしげに楽しげに橋を渡り
左カーブを曲がってもうすぐゴールです。

“皆でゴールテープを切るぞ!”
“おぅ!”

青春映画のよう。


ここでは1人1人ゴールテープを張ってくれるんですね。
テープを切るのは初めてです。
ただ前のランナーがいてテープ係の人はあわててました。
気づいてちょっと遅くらせようと思ったのですが子供達に
押されて・・・。
1208_006.jpg 

風が強く少し肌寒い夕暮れの中、拍手に包まれて無事ゴールしました。
9時間15分。

9時間にかかってこんな事いうのもおかしいですが
あっという間でしたよ。

とても、不思議な1日でした。

            ****

皆さんと武蔵浦和駅で別れた後、アイシングとストレッチ
のために戸田公園のジムへ行きました。
受付したら不意に呼び止められるので振り返ると
朝お話したウルトラのベテランランナーさんが。
お互い日焼けでサングラスの後がくっきりです。

8時間15分のゴールということで(約2周差だ!)
私がゴールする頃が帰るころでたまたま通りかかって
声を掛けていただいたようです。気づきませんでした。
なんか人が周りにいっぱいいたから遠慮したとのこと。
(スイマセン。)

“打ちのめされました~”
というと、足がどっか痛むかと聞かれたので
重いだけで痛みは無いというと、
“長い距離走る練習すれば大丈夫。痛みがあればどっか
バランスが崩れてるならフォームを矯正しなきゃなんないけど。
向いてるんじゃない”だって。

フルのタイムを言うと
“早いねぇ。だったらウルトラでもすぐ俺を越しちゃうよ~。"
まだ続けるかどうかも分らないんですけど・・・。

でもちょっと時間がずれればその人とも当日ジムで
お会いできなかったわけだし、何かが導いてますね、私を。

本当に不思議な日でした。不思議としかまだ言えないんですけど

この日起こった全ての出来事が私に何かをもたらすのでしょうか。
まあ分りませんけどね。


大会の翌日、動かない身体を起こし6時間くらいかけて書いたものです。

この日の出来事は
”何かを”どころじゃないものをもたらしたようですね。

激しい倦怠感、軋むような筋肉痛、
そして寒い中で熱いコーヒーをすすった時のような、
身体の真ん中がポッと暖かくなるようなやさしい充実感。

それをまだ、覚えています。

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Comment

さぶろう | URL | 2011.02.02 18:33
いい記事~。
最後の写真が最高ですね。
この世界観、私も体感したいです。
怖い気もしますが。
ジミー | URL | 2011.02.03 00:57
この状況、おいしい!と思いました(笑)。

でも楽しかったんだなぁ、この日。
あの感動をまた味わいたいです、
もうちょっと痩せて・・・。
にしき | URL | 2011.02.14 00:50
ジミーさん、素晴らしい!カッコイイ!
仲間がいるって良いですね。
自分もあんな思いしてみたいです。
今度、ウルトラへの道、教えてくださいね。

ジミー | URL | 2011.02.14 22:56
にしきさん、
コメントありがとうございます。

本当に仲間には感謝しているのです。
私をダシにして楽しんでるのかも?
東京マラソンガンバッテ!
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プロフィール

ジミー

Author:ジミー
走っても痩せない。なぜならば食って、飲んでるから。


【自己ベスト】
2009年 第12回荒川市民マラソン   3時間55分
2009年 第10回谷川真理ハーフマラソン 1時間46分
2011年 第7回いわて銀河100Kmチャレンジ 13時間29分

【初レース】
2005年かすみがうら10マイル
【初フルマラソン】
2006年 第9回荒川市民マラソン    6時間10分

【東京マラソン】
第1回だけ当選しました。土砂降りのこの大会記録は6時間46分
あと14分遅ければ都知事と握手してテレビに写ったのに。
膝が痛くてそんな余裕ありませんでした。

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