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この森を通り抜ければ ~6/12いわて銀河100kmチャレンジ・その2~

ねぇ、おやっさん聞いてる?
もう仕事はいいじゃん、飲んじゃいなよ。

やっぱり、かしらは旨いねー。
さいたまじゃ、やきとり屋っていっても焼きトンだからね。
辛みそがたまらない・・・。

あっそうそう、さっきの話の続き。

翌朝は1時に起きたんだよ。
しかし、朝なのか?まだ深夜真っただ中だよ。
でもね、どんな時間であれ十分に眠れるんだよね。
それが自慢なんだ、 ニブいという話もあるけど。

起きてすぐ朝飯を食った。
おにぎり2個、モチ1個、カップめん1個、サンドイッチ1個、バナナ1本。
こんな時間にこれ全部すんなり食べれる自分に驚いたよ。

また友人からのメールが来てたので返事をする際、あいさつに困ったね。
でもやっぱり「おはよう」かな。

携帯で天気予報を確認する。
・・・はいはい。分かりました、十分暑いのね。 もういいや。

シャワーを浴びてランニングウェアに着替えた。
セミロングのランニングタイツ、ノースリーブのTシャツ、5本指ソックス。

ホテルを出て、徒歩5分で北上駅前。
ここら辺ではこんな時間に歩いているやつはランナーしかいない。

ここからスタート会場までバスが出ます。
2011_0613いわて銀河0090
 
隣のおじさんと談笑。お互い初参加。
こんなにキツイコースだとは聞いてないよーと声を合わせる。

そうこうしてると、あっという間に着いた。





スタート地点の北上総合運動公園に到着。
辺りは真っ暗。 
2011_0613いわて銀河0094 
おかげで夜空の星がきれいだ。
ん?なんで星が見れるんだ?まだ曇りの予報じゃなかったっけ?
・・・やっぱりすでに晴れてるのね、もういいや。

足もとも見えないくらい暗いが、陸上競技場は明るい。
2011_0613いわて銀河0095 

まだ時間も早いせいか、皆のんびりしている。
ここで朝食を取る人、着替える人、さまざまだ。
2011_0613いわて銀河0102 
後ろの青いビニール袋は、90ℓのやつが雫石のゴール行き、
45ℓのやつが66.5キロのレストステーション行き。

決して生ごみを捨てに行こうとしてるのでない。
2011_0613いわて銀河0100 
気になったのが、余りノースリーブの人っていないんだよね。
ロングタイツに、長袖着てる人もいる。 紫外線対策か?

窓際にビニール袋が置いてある。
このコース55キロ近辺のい峠越えの際、長いトンネルが何本もあり
そこで気温がぐっと下がるそうだ。
この気温の急激な変化で体調を崩す人もいたらしい。
そのためこのビニールに穴を開けてかぶれとのこと。 こんな暑くなる予報なのに。

まぁ重くなることもないので、半信半疑で1枚もらった。

こんなのも売っていたよ。
2011_0613いわて銀河0101    
これを見つけて、目の前の姉ちゃんに聞いてみた。
「クマ出るの?」
「一部出るところもあるみたいです。」
「マジで?」
お姉ちゃんは微笑みながら、でも私の目を見て言った。

「マジです・・・。」 

 ・・・ほ、欲しいんですけど。

ただ荷物の中に財布入れて預けちゃったし
途中のコーラ用の500玉一枚しか持ってない。 

仕方ない、クマが出たら背中に乗っけてもらおう。
リタイヤ扱いになるのかな?
コレ、ちゃんとストラップに大会名も入ってるので欲しかったな。

さて、トラックのほうに出てみる。うっすらと明るくなってきた。 
2011_0613いわて銀河0117  
シャッターを押してもらおうと数人声をかけたが、
なぜかみなさんシャッターがうまく押せない。
やっとの1枚はちょっと暗かった・・・。

電光掲示板には「いわてに元気を!」
2011_0613いわて銀河0119 
私たちはワイワイガヤガヤとやってきて、にぎやかに走るしか出来ない。

そろそろスタートの4時。こんなに明るくなるんだね、今の季節。
参加者は100キロの部で約830人。
2011_0613いわて銀河0123 
朝飯食いすぎたのか、お腹がいっぱいで少々苦しい。
会場でよしおくんに大福もらっちゃったし。
しかも眠い・・・。

なんだろう、この緊張感の無さは。
チャレンジ富士五湖の時は故障してるから緊張感無かったけど、
今回は100キロ走らないといけない。

でも走ってれば調子出るかな。30~40キロで調子良くなって来ればいいんだよね。
先ははるかに、長い。

さぁ、スタートだ!
スターターは宮川大助さん。顔がでかい・・・。
2011_0613いわて銀河0126 
いや、褒めてるんです・・・。 スタート、盛り上がってた。

スタート時はもっと涼しいかと思ったが、全然。
これはヤバい。
これから気温は上がるのに・・・。
2011_0613いわて銀河0128 
日が高くなった時、どこまで進んでいるか。

まぁ、考えても仕方ない。
まな板の上のコイ。
2011_0613いわて銀河0131 
100キロコースの上のデブ・・・。
暑くなったらそれまでよ~、と。

スタート後、この陸上競技場の周りを少々走る。
2011_0613いわて銀河0139   
バルタン星人が音楽かけながら走っていた。
話しかけなかったが、
年の瀬、フロストバイト、湘南であった人と同一人物なのだろうか?
でも今日はウルトラなんですけど・・・。

この運動公園内の湖畔を走る。
2011_0613いわて銀河0141 

夜も明けてきた。
2011_0613いわて銀河0144 
長い1日の始まり。

そして公道に出て、ゴールの雫石を目指します。
2011_0613いわて銀河0145 
北上の田園風景が広がる。

道端ではおばちゃんが応援してくれた。
2011_0613いわて銀河0148  。

この時点で、まだ5時くらい。
容赦なく晴天で、朝日が背中を照らす。
2011_0613いわて銀河0149 
まだ、日差しは強くない。

オレ、暑いのダメなんだよいね。
たっぷりと皮下脂肪、内臓脂肪を蓄えているものとしては。
体温が上がっても脂肪が保温材となり発散しない。
そして脳が危険を察知し、身体にストップをかけてしまう。

去年の夏、奥武蔵の時も疲れてないのに、走れなかった。

今回のいわて銀河を挑戦するにあたって、一番の心配はこの気温だっだね。
20キロ以上続く登り坂よりも。

チャレンジ富士五湖のリベンジにしては少々過酷だ。

カラフルで綺麗な横断幕。
2011_0613いわて銀河0150 
そのゴールさえ、まだまだ想像すら出来ない。
残りあと90キロくらい。

1時間ちょっと経った頃だが、眠かった・・・。
そばにベットがあったら10秒以内で寝れる自信があったね。
2011_0613いわて銀河0151 
なんだろう、本当に眠いんですけど。結構寝たのに。

こんな綺麗な景色の中、キロ7分をキープしているが、
気を抜くとふらふらしている。
2011_0613いわて銀河0153 
チャレンジ富士五湖の時も山中湖走ってる間は眠かった。

要は副交感神経が、交感神経より優位に立っている。
緊張していない、リラックスしすぎということか?
皆そうなのかな、う~ん。

このいわて銀河のコース、
『銀河なめとこライン』という県道の登り坂が35キロから57キロまで続くのが有名だが、
実はその前からも登りがあり、下りもある。
2011_0613いわて銀河0155  
平坦なところなんて、ない。

短くてもしっかりした登りがあったりするので
2011_0613いわて銀河0157 
先が思いやられる反面、

次々と現れるなんだか妙に懐かしい風景に 
2011_0613いわて銀河0159 
ワクワクする。

車窓から見えるようにめまぐるしく変わるわけじゃないけど、
2011_0613いわて銀河0160    
この土地に居ることを、体感する。
  
青空の奥行き、風の質感、鳥の声の響き
2011_0613いわて銀河0162 
森の生きている、におい。

そしてクマに注意・・・。 注意?
2011_0613いわて銀河0163 
足跡やふんを見たら、引き返すのね・・・。ハイ。
その時、そんな体力残ってるか?

まだまだ序盤です。
2011_0613いわて銀河0166 
3時間が経過した。午前7時、25キロ過ぎくらい。
目も覚め、調子良くなってきたよ。本当はもう少し後のほうがいいんだけど。
でもここで飛ばしてはいけない。キロ7分でゆっくりと。

こんな風景を賢治も見ていたんだろうか。
2011_0613いわて銀河0167  
やっと北上市を離れ、花巻市に入ったくらいかな。

まだまだ先は見えない、
2011_0613いわて銀河0168 
先なんて見ない。

県道12号を左折して県道37号に入ると、目の前にこの看板。
2011_0613いわて銀河0173 
とうとう現れたなぁ。なめとこライン。

「なめとこ」とは宮沢賢治の『なめとこ山の熊』という物語からきている。
この道を登り続けるとその「なめとこ山」が見えてくるのだ。
昨日の蕎麦屋もここから名付けられたのだろう。

ちなみに「銀河」というのも『銀河鉄道の夜』から名付けられた。

岩手には「銀河」とついたものがたくさんあるのだ。
「IGRいわて銀河鉄道」もそうだし、「銀河高原ビール」もそう。
東京の東銀座にはあるアンテナショップは「いわて銀河プラザ」。

さて、ここは35.4キロ地点のスペシャルエイド。
地元の食べ物がたくさんあるんです。4時間が経過してるからお腹も空いたし。

手前に見える青いポリバケツはかぶり水。
エイドには必ず置いてあって杓子2杯くらい頭からかぶる。脳と、首筋を冷やすと良いらしい。
そのために、セームタオルを持ってきた。 圧倒的な吸水でとても便利なのです。

ランニング用は小さい割に高いので、水泳用の大きいやつを買って自分で切って使う。
すぐ失くすんだよね。

案の定、このエイドに忘れてきたのを100m走った後に気づいた・・・。
塩のサプリの束も。 エイドでやること多くてさ。

ここで引き返すと、オレだけ100kmと200mチャレンジになってしまう。
タオルはいいけど、サプリがなぁ。
今日の気温でかなりの汗をかくので、ミネラル不足が心配。
梅干しいっぱい食うか。

あと60キロ。5時間経過。
2011_0613いわて銀河0175 
まだ引き算をするには、早いね。

徐々に気温も上がり、次のエイドのかぶり水も大盛況。
水道水が結構冷たくて気持ちがいい。
2011_0613いわて銀河0176 
ここはおばちゃんがかけてくれた。

なめとこライン、次の鉛温泉まではやや緩やかな上り坂。
また道端でおばあちゃんに声援をもらう。 
2011_0613いわて銀河0180 
ウルトラランナー、ちゃんと手を振って返事をする。
みんな分ってるんだよね、ここで走る意味を。

鉛温泉エイドについてビックリ!
2011_0613いわて銀河0181 
ビールっすか?
これはノンアルコールビールなのだが、この時は普通のビールだとばかり思っていた。
これがノンアルコールだと知ったのが、大会終わって翌日なのだ。

ここで2杯飲んだ。
つまり、私はウルトラ45キロ地点でビールを2杯飲む決断を下した訳である。
決断というより、欲望に負けただけ・・・。

今考えるとここでアルコールを身体に入れるなんて恐ろしいんだけど、暑くて暑くて。
2011_0613いわて銀河0182 
いやぁ、冷えててうまい~!
おばちゃんにうまいねーと言うと、
「鉛(温泉)のビールは最高でしょ!」って。

ノンアルコールって言ってよ・・・。

ちょっと、やっちまった感がありつつ走り始めた。
ここから先は上り坂第2弾。
豊沢ダムまで少しキツめの坂だけど、ここはキロ7分半くらいで走らなければならない予定。
まだ歩けない。
2011_0613いわて銀河0184 
ゲップをしながら、アルコールによる脱水でリタイヤしたらシャレになんないなーと思った。
でも飲んじまったものは仕方ない。
スポーツエイドジャパンの大会で慣れているので、ビールを飲むのに抵抗がなかったんだな。

想像より傾斜があるのでちょっとビビる。でもまだ足は大丈夫だ。
チャレンジ富士五湖の時とえらい違いだ。
0626_000-2.jpg 
人間、1カ月で変わるんだねぇ。

ストライドを小さくし、前傾姿勢で、でも猫背にならずに、腕を細かく振り、
2011_0613いわて銀河0185 
トコトコと刻むように登っていく。

動物の横断にも注意しなければ、ならない。
2011_0613いわて銀河0186  
動物ってクマの絵なんですけど・・・。

こっちも。そういうことなの?
2011_0613いわて銀河0187 
この頃、道端の日陰で寝てる人がいたので念のため声をかけた。
熱中症で意識失ってたらシャレにならない。
「大丈夫ですか~?」
手を振ってたので大丈夫だろう。

「暑いからね、休んでるだけだよ。大丈夫じゃない?」
後ろを走るランナーから声をかけられた。
「こんな坂道なのに余りにもお兄さんのペースがいいから、
しばらく後ろ着かせてもらってたよ。ごめんね。」
この方は同じ年代だろうか、だけどウルトラのベテランらしい。

そしてオレの事を褒める、褒める。

「えぇ~っ、まだ100キロ完走した事ないの?そんな足さばきに見えないよ。
この上り坂、ついて行ったら潰されるかと思ってたトコだもん。」
「ベテランだと思ってたよ。一定のペースで登ってるしさ、12時間台狙えるよ、これなら。」

こんな会話が30分くらい続いた・・・。

余りにも褒めるので、その気になってくる単純なオレ。
2011_0613いわて銀河0188 
もう完走した気になってくる。
なんだ、今回はイケるんじゃないのか?

このコース何回も走っているらしいので、ここから先のことを教えてもらった。

ダムの先から5キロくらい急坂だから無理せず歩くこと。
峠に入るとエイドもなく、いつ水が飲めるかわからないのでかぶり水でも飲んでおくこと。

この大会、エイドの間隔が長いところは途中で例の青いポリバケツが
2.3個ポンと置いてある。
これが助かるのだ!
もちろん頭からかぶり、すでに飲んでもいた。多少汚くたって構わない。
リタイヤするよりマシなのだ。
ベテランはペットボトルを持参するらしい。

あとトンネルを過ぎての急激な下り坂ではあまり飛ばさないこと。

そんな話をしているうちに豊沢ダムに到着。
2011_0613いわて銀河0189 
50キロ手前。 6時間半が経過した。

半分来たけど、まだ半分とは思えない。
2011_0613いわて銀河0190 
ここからは走れないほどの急坂と、何本もの長く真っ暗なトンネル。

日差しは強く気温は高いけど、今日はずっと風があるので助かってるんだよね。
山から吹き降ろす風は心地よい。
2011_0613いわて銀河0192 
ちょっと強めの向かい風なんだけど、汗は出る。
でもそれが身体を少し冷やしてくれる感じ。

ダムのトンネルは短い。
2011_0613いわて銀河0193 
でもこのあたりの景色が良かった。
そんな中しゃべりながら並走するおっさん2人。

ひょっしておっさん受けするのか?オレ。でも14時間黙ってるのもつらいもんです。
人と話すことはとても気分転換になる、やたらと褒められ続けてたし。
ありがとう。
2011_0613いわて銀河0196   
この先の登り坂で別れた。
そのベテランランナーも急な登り坂では歩くのだが、それが早い早い!
それもコツなんだな、きっと。

オレも負けじと早歩きしてみる。
そばを歩いていた女の子が驚いてポツリ。

「なんでそんなに歩くの早いの~。」

オレ、相当褒められてたからね。
デブもおだてりゃ、登り坂も早く歩く・・・。

完結編に続く


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Comment

にゃんねる | URL | 2011.07.07 16:24
初コメント、失礼します。
いわて銀河のスタート前にシャッターが押せなくてごめんなさい。
それ、たぶん、あたしです(謝)

ちなみに、アミノ東京でもご一緒かもしれません。今年はやめてしまったけど。。。
挨拶していなくてすみません。
ブログ読ませていただきました。

初完走だったのですね。おめでとうございます。
ちょっと感動しました。

ジミー | URL | 2011.07.07 23:50
にゃんねるさん、
コメントありがとうございます。

あの方ですか!
スタート前の忙しいときにいきなりカメラ渡されて
何回もやらされて、迷惑だったでしょう?
ごめんなさい。
気分を悪くされたのではないかと、心配しておりました。

アミノも一緒だったんですね、
私も今年はやめてしまいました。
なかなか練習会に出れないので・・・。

ブログ拝見しましたよ、結構走ってますね~。
オクムもくびきのも一緒だったんですね。

またどこかの大会でお会いしましたら、
意地でもシャッター押してもらいます(笑)
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プロフィール

ジミー

Author:ジミー
走っても痩せない。なぜならば食って、飲んでるから。


【自己ベスト】
2009年 第12回荒川市民マラソン   3時間55分
2009年 第10回谷川真理ハーフマラソン 1時間46分
2011年 第7回いわて銀河100Kmチャレンジ 13時間29分

【初レース】
2005年かすみがうら10マイル
【初フルマラソン】
2006年 第9回荒川市民マラソン    6時間10分

【東京マラソン】
第1回だけ当選しました。土砂降りのこの大会記録は6時間46分
あと14分遅ければ都知事と握手してテレビに写ったのに。
膝が痛くてそんな余裕ありませんでした。

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