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今宵、「日高見」をもっきりで ~5/13仙台国際ハーフマラソン・杜の都ハーフ~

 
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それはいつもの日曜日だったわけで、
ランニングに関係が無い人にとっては、どこでマラソン大会が行われていようが
それがどれくらいの距離だろうが、どうでもいい事だろうと思う。

ある人は楽しみにしていた映画を見たり、
ある人は家族でレジャーに行ったり、
ある人は休日返上の仕事だったり、
ある人は街でのんびり買い物したり。

5月のさわやかな陽気の、ごく普通の休日。

この日を過ごす為のたくさんの選択肢の中から、
私たちは仙台国際ハーフマラソンを走ることを選んだ。

この大会に参加した1万1328人の “私たち” だ。

もちろん想いは人それぞれだろう。

今年から市民マラソンになって参加資格や制限時間が緩くなったから走ろう、とか、
毎年ここで記録を狙っているが
去年は震災の影響で中止になったので今年こそと意気込む人や 、
仙台を観光しがてら大会にも参加、とか
もちろん東北を盛り上げたい、とか。

でもそれらはとても個人的な事であって、他人にはどうでもいいことだ。

ましてや“走らない人”にとっては、
走る人たちの理由、なんて考えたこともないだろう。

当たり前だけど、この世の中は“走らない人”が圧倒的に多数なのだ。

でもこの緑に囲まれた定禅寺通りを走っている時、
沿道で大勢の観客が連なってランナーを応援しているのを見た。
もちろんここだけじゃない。

スタートからずっとだ。

彼らは、
目の前を通り過ぎるランナーを、
ずっと、見ている。














5/12(土)東北新幹線で仙台駅へ。今回は総勢7名の珍道中なのです。
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新幹線は、結構混んでいた。
友人からもらった手作りケーキを食べているとあっという間に到着。

ホント早いね、まるで新幹線に乗ったみたいだ。
あっ、乗ったんだよね。最近忘れっぽくって。

仙台は日差しが強かったけど、さわやか。
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駅のそばのホテルに荷物を預け、受付会場へ。
ホテルからは徒歩で15分くらい。
ビルの2フロアが会場でナンバーカードと参加賞引換券をもらう。
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ここの同じフロアで震災孤児のために募金活動をしている「走る貯金」さんへ。
ジョグノ仲間から紹介されていたので、是非募金を!と伺いました。
名簿に名前を記入。
ハンドルネームを書く欄もあったので、書いてみた。・・・ジミー、っと。

「え~っ! ジミーさん?」 
顔を上げると、いわきサンシャインで声をかけていただいた方。
ここを紹介していただいた方もいわきでお話ししたので、
その友人の方ならお会いするわけだ。

でもいわきではエルビスの仮装だったので、分からなかったらしい。
そりゃ、そうだ。サングラスしてたし・・・。

「え、ジミーさん?」後ろから声をかけられる。
この募金を紹介してくれたジョグノ仲間とその娘さん。娘さんもジョグノつながり。

2人ともいわきのエルビス姿しか見ていないのだ。
「思ったより、さわやかだ・・・。」

ちょっと走ったら、肉汁タラタラのオレをつまえてさわやかなんて、
どんな風に想像していたのだろうか・・・。コワインデスケド。

でも、これもうれしい縁ですね。遠征するとこれが楽しい。

ここでナンバーカードもらった時、ランナーへのおもてなしとして500円券ももらった。
結構あちこちで使えるそうだ。
う、うれしす!
帰りに駅でお土産買うのに使いました。
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右は参加賞のバッグ。なかなか良いんじゃない?

受付会場からすぐのEXPOへ移動。こちらで参加賞を引き換える。
参加賞を渡す場所をわざわざ別にするなんて、大会側の苦労が垣間見えます。
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EXPO会場は結構混んでいた。
なんでかな?と思ったら、高橋尚子さんのトークショー。
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この方の話し方って、やさしい人柄があふれてますね。
メダル取るようなスポーツ選手って、もっとエゴがあったり強烈な個性があっていいと思うけど
マラソン選手って競技上の性質だからか、おだやかな人が多いように思う。

会場ではアシックスのブースや出店などが並んでます。
私は七ヶ浜の海苔チップスとレトルトの油麩丼の具を買いました。
あと、大会Tシャツとチャリティのオリジナルシリコンバンドも。
 
さてここは仙台、熱狂的なイーグルスファンは自分のネーム入りのユニフォームですね。
なんか見た事のある人なんだけど。
あっ、仲間でした・・・。張り切って仙台駅で購入したらしい。
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ホタテ焼きもうまそう、しかも安い!しかし目的があるのでガマン。
その場にいた宮城県観光PRキャラクター「むすび丸」君をせかせて、記念撮影。
えっ、知らないの?
趣味は温泉と昼寝、なんだって。

でも疲れちゃったみたい。係員のお兄さんに小声で弱音を吐いている・・・。 
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そんなことはつゆ知らず、空腹の我々はやっと遅い昼食へ。 「牛タン・喜助」

目的とはこれです!
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噛むと、肉汁が・・・。
いや、それ以上は言えない。

冷えたビールをゴクゴク。プファ~。茹でタンもパクっと。
くはぁ~っ。
あ~、それ以上は言えない。
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結局なぜかビール3杯飲みました。
これランチです、はい。

酔い覚ましに、明日の仕入れへ。 仕入れ?
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今回のご一行様、ランナーが4人、応援団が3人なのです。
こちらで応援団の衣装の足りないものを購入。
なぜ応援団に衣装が必要か、それは言えない。

俺も勢いでルーズソックス買ったけど。
もちろん、人生で初のルーズソックス。

ホテルに戻り、明日のランナーの衣装合わせ&撮影会。
なぜランナーに衣装合わせが必要なのか?
うん、なぜだろう・・・。

右のデカいのがワタクシ、「じみこ」です。左胸に名前入れてみました。
そして両胸にパットを入れました。
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パットはやりすぎだろう、と外したり。
そんな試行錯誤中の仙台のとあるホテルの一室。

ハイ、今回も仮装しますが、なにか?

左の彼はオートロックの部屋なのにカギを持って来なくて
ちょっと慌てふためく。
この姿でフロントに電話してカギを開けてもらう訳にもいかない。
それも面白いけど。

私が着替えてからスタッフにカギを開けてもらおうと、
この恰好で自分の部屋の戻る途中、向かいの部屋からおじさんが出てきた。

オレと目が合う。

おじさん、そっと部屋に引っ込んだ・・・。 
音もさせず、そっと。

怖かったろうな、おじさん。 ごめんね。

さて気をとりなし、18時に予約していた居酒屋「仙台朝市・大黒」へ。
あれ、さっきビール飲んだような気がするけど。
最近忘れっぽくって。

金華サバが入ってる刺身の盛り合わせに石巻の地酒「日高見」。
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ひやをもっきりで。
「もっきり」とは下の写真のように、コップだけでなく下の升までなみなみに
ついでくれる事だそうだ。
1合強あるらしい。
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こぼれないように、口を近づける。鼻腔をくすぐる清廉な香り。
あ~っ、うまいっ!

そしてホヤの酢の物。大好きなんです、コレ。
子どもの頃、石巻のばあちゃんち行くとおやつの時間にとむぎが出て来るが、
大人はお茶うけに白菜の漬物とホヤを食べていた。
それを分けてもらうのが楽しみで。
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15時くらいに遅い昼食でビール3杯飲んで、ここでもビールの後何もっきりか飲んで。
そして、よく覚えていない・・・。うん、最近忘れっぽくって。
友人によると5もっきり(そんな言い方しないと思うけど。)は飲んでた、らしい。
6合近く?

その後は、なぜか2次会。いや、3次会か?
マラソン大会の前日にハシゴするなんて非常識と思われるかもしれないが、
あくまでも仙台にお金を落とすためなのである、ハイ。

しかも選んだのは、なぜか飲み放題の店なのだ。
マラソン大会の前日の3次会の店が飲み放題なんて非常識に思われるかもしれないが、
うん、俺もそう思う。
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オレはハイボールをグイグイいってたらしい。最近忘れっぽくって。
そしてなぜかパフェを頼んでた、らしい。
証拠写真も残っていた、記憶は残ってないが。

そして4次会はカラオケへ。
マラソン大会の前日に4次会まで行って歌うなんて非常識と思われるかもしれないが、
酔っぱらっていて、すでにマラソン大会を忘れているだけの事である。
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そんな感じで楽しい夜は過ぎていきました・・・。酔っぱらって覚えてないけど。
終わったのが23時過ぎ?

朝起きると、コンタクトつけっぱなし、テレビ、部屋の明かりつけっぱなし。
朝食用に買ったサンドイッチはすでに食べられていて、缶ビールが空いていた。

なにがあったんだ?オレ、部屋に戻ってからも飲んだのか?

そしてだるい。頭が痛い。
うっ、吐き気・・・。

時計は仙台国際ハーフマラソンのスタート3時間前、7時を指している。

二日酔いの頭でさすがにヤバい、と思った。
身体がこんな感じで、走れるのか?

ウコンの力、飲んでも遅いか。
とりあえずフロント前に8時、今日の衣装で全員集合。記念撮影。
あぁ、酒臭い。
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ここでランナー4名はタクシーで陸上競技場へ。
もちろん電車でも行けるが、衣装のままでは勇気がいるのだ。

しかし残りの赤・黄のチアガール2人、ビールマン1人は
このまま近くのウェスティンホテル仙台へモーニングを食べに行ったらしい。

そう、このままの姿で・・・。 

程なく仙台市陸上競技場へ到着。荷物預け&待機所がブロックで分かれている。
Aの陸連登録の部は陸上競技場を専用で使え、
BCDとEF&5km・2kmは2か所の広場に分かれる。 
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道路の先でやたらと盛り上がってると思ったら5kmのスタートなのだ。
高橋尚子さんがエールを送っていた。
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荷物預り所まで行く途中、その5kmの選手にも不思議な目で見られた。
ボンボン振って応戦、いや応援する。
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待機所は広い公園になっていて芝生が気持ちいい。

荷物預けのブースに入ると、スタッフのおばちゃんに写真撮らせて、と言われた。
とりあえずオレのカメラでも1枚撮ってもらう。
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そのおばちゃん、写真撮りながらずっと笑ってた。
その写真どうするのだろうか・・・。
そこでしばし、おばちゃんと談笑。

さて、ブースに荷物を預けて出てくると特にやることがない。
もう一人のチアボーイはDブロックだったが、あっちの広場では余り仮装ランナーいなくて
いたたまれずこちらにやってきたらしい。

分かるよ、その気持ち。

チアボーイ2人、公園でボーっとする。ちょっと早く着すぎたか?
すぐそばに給水所があり、VAAMを飲ませてくれた。
やたらと喉が渇いていたので、何度も行っておかわり。

そこでも給水スタッフと談笑。昨日そんなに飲んだの~?なんて。
皆、気軽に声をかけてくれるので楽しくなってきたよ。

関東だと遠巻きに見られる感じ。目を合わせるとそらされる、みたいな。

ストレッチをする。前屈してみると、頭がクラクラ、心臓バクバク。
ヤバいな、これ。VAAMいっぱい飲んでもトイレに行きたくならないし。
もうすでに脱水なのだろか? 5.6杯飲んだ。

コース上、この姿で担架で運ばれた日にゃ、死んでも死にきれないぞ・・・。

そんな事考えてると、にやにやしたおじさんに声をかけられた。
「おう、良いね。がんばって!」と握手。
すぐさま去り際に、「気持ち悪いけど!」

なんだ、なんだ?面白すぎる。

近くの若い女性から、「一緒に写真撮ってください!」
一緒に写真撮ってどうするんだろう?
チアボーイ2人、おどおどしつつ真ん中に入って「にたっ」と笑う。
「きゃぁ、良かった~!」だって。

なんだ、なんだ。きゃ~って?
気持ち悪いのか?良いのか?
ええのんか?ええのんか?(by鶴光のオールナイトニッポン 懐かしい・・・) 

そうこうしているうちに、ステージから呼ばれた。
先ほどからステ―ジでお姉さんが大会のインフォメーションをしている時、
こちらを見ていたのだ。
まぁ、目立ったんだろうな。他にあまり変な人いないし。

インタビューを受ける。
戸田彩湖のグットパフォーマンス賞の表彰でステージは慣れてるんだぜ!

ただあいにく昨晩何もっきり飲んだか分からないほど、二日酔いなのだ。
あまりうまく頭が回らず、あの時のように面白い事が言えなかった。
まぁ、あの時のが面白かったのかは分からないが。

とりあえずマイクを奪って、ブログの宣伝しときました・・・。
大会終わった後、聞いていた方がブログにコメントくれてうれしかったっす。 
ありがとうございます。
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2km、5kmも終わり、だんだん人が増えてきて話しかけられる回数も
写真を取られる回数も増えてきた。

なんか仙台の人って明るくてフレンドリーじゃない?徐々にその気になってきたよ。

写メ撮らせて~!って言ってきた子には
「アナタ、それ絶対待ち受けにしなさいよ~!」って言っときました。
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しないと思うけど。

時間も迫ってきて、スタートエリアEブロックに並びます。
Eブロックの最後尾に並んで、後ろのFブロックの先頭に手を振っといた。

スタート地点の遠くのほうで何か言ってるんだけど、なんだか分からない。
スピーカーがこちらにはないんだろうか?

時間になり、なんとなくスタート。人が多くって少しロスが出るだろうね。
まぁ、タイム気にしてる訳じゃないので関係ないけど。
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そしてスタート地点が近づき、高橋尚子さんに気づく。
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さわやかだ。
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スタートラインを過ぎた時、コースの真ん中に大会関係の車が止まっていたり!
コース上にパイロンが置きっぱなしになっていたりするのはご愛嬌かな。
待機所の公園の仮設トイレも少なかったらしいけど。

初めてこの規模の市民マラソンを開催するのだ。こういうことがあって当たリ前。

そういう細かい事を気にする人はいるらしいが、
参加者やボランティア、観客が徐々に育てていくものだ、大会って。

歴史のある勝田、青梅を見ればわかる。
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なんか二日酔いの割には快調だな、なんて観客に手を振りながら思ってると
後ろから歓声と拍手が聞こえた。

何だろと思ったら、この方。
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Qちゃんは元気だね~。
皆にハイタッチしたり、声掛けしたりしながら、前のほうに消えて行った。
速え~。
まぁ、当たり前なんだろうけど。

JRの線路の下をくぐります。しかし、スゴイ人だ。ハーフで8千人いるらしい。
そして応援も途切れない。
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これほどの応援があるとは、正直思っていなかった。
一昨年までのエリート大会は目の前を一瞬で通り過ぎて終わっちゃうけど、
市民マラソンは違うからね。

結構ボーっと見てる人は少なく、手をたたいたり声をかけたりしてくれる。

まるで祭りを盛り上げようとしてるかのようだ。
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東二番丁通りに入った。とても広い道だ。
戦後復興の際、防災や沿道に緑を増やすため計画的に広くしたらしい。

その道を堂々と走る、じみこ。なかなか調子がいい。後ろの女性は笑っているが。
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そして青葉通に入る手前、初めての給水。少し暑かったので、水を2杯飲んだ。

すると・・・。
強烈な吐き気。
いや、もう吐く寸前なのだ。ど、どうしよう?

青葉通に入り、沿道には人がいっぱいだ。
私のチャーミングな?姿を見て手を振ってくれる。まさか二日酔いだとは知らずに。

ここで吐くのか?
チアガールの恰好をして、吐くのか?
お前はいいのか、それで?
仙台まで来てこんな醜態をさらすのか?

まるでウルトラマラソンを走っている途中のように、自問自答を繰り返す。
今回は走りに関係ない事なんだけど。

沿道では小さい女の子が素敵な笑顔でオレに手を振っている。

いや、もう限界だ。
でも沿道では吐けない、絶対。
そんなことをしたらあの女の子の心にキズをつけてしまう。

なんせチアガールの恰好をした毛むくじゃらなオッサンが、
目の前で口から訳のわからないものをぴゅーっと出すのだ。
それはお正月のかくし芸の水芸ではないのだ。

今まで仮装ランナーのセオリーどおり(そんなものあるのか?)
観客に近いところを走っていたが 、スピードを緩め、少しずつ中央分離帯に寄っていった。
道の真ん中では工事してるようだ。
うまく隠れて吐こう・・・。

足を止めると、向こうで歓声が。なんだ?

川内だ!藤原だ!
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折り返してきた第2グループがやってきた。向こうは10キロ手前かな?
夢中でシャッターを押した。ちょっと遠いな。
写真を撮ったりデジカメを確認してたりでしばらく歩いていたら、
なんといつの間にか吐き気が消えていた。

うぉっ、奇跡だ!なんともないぞ!奇跡が起こったんだ! 川内だ!藤原だ!じみこだ!

周りの誰かにこの奇跡を言いたかったが、みんな一生懸命に走っている。
はい、私も真面目に走ります・・・。

右側にある西公園をかすめる、5キロ地点付近。
ゆるやかな下り坂から見えるランナー達。
とても空が広い。
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そして広瀬川を渡る。 駅から3キロくらいでこの風景。
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緑豊かな青葉山のふもとへ近づいてきた。
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石垣の上には仙台城址・大手門隅櫓(すみやぐら)が見える。
仙台城(青葉城)はもっと奥。
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この右側には国際センターがあり、この日天皇皇后両陛下が来ていたらしい。
マラソンと重なって警備が大変だろうなと思ったけど、かえってそのほうが良いのかな。
一緒に交通規制できるし。

ただ朝乗ったタクシーの運転手は、この日は規制ばかりで大変だと言っていた。

そして西公園に戻ってきて、2回目の給水。
脱水が怖いので飲まない訳にはいかない。
ここはVAAMがあった。スポドリなら胃も受け付けるだろう。
おそるおそる、飲む。

うっ、気持ち悪り。 だめだ、こりゃ。
・・・もう収まるまで、歩くぞ。

気温が高いからか、エイドのおばちゃんもコップが間に合わずてんてこ舞いだった。
「ごめんね~」だって。ボランティアが謝る必要なんてないのに。
まぁ奥のテーブルにはいっぱいあったんだけど。

そして定禅寺通に入る。緑が多く、木々のアーケードがずっと続いていた。
なんて素敵なコースなんだ! とても気持ちの良い直線道路。
木漏れ日の中を、進む。
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そして東京マラソンのように沿道の人々もずっと続いていて、ランナーを鼓舞するのだ。
じみこは吐き気も忘れ、ずっと声を出しながら手を振りながら、走る。

とても喜んでくれたし、必ず手を振りかえしてくれた。

そしてすずめ踊りの方々も、ランナーを盛り上げる。
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伊達正宗の御前で披露されたといわれる、仙台の伝統芸能だ。
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見ていて楽しい。こりゃもう、お祭りだな。

まさに、この大会は「祭り」なのだ。
祭りとは、祈りだろう。
収穫の祈願だったり、感謝であったり、
神仏や自然など自分の力が及ばないことへの畏敬であったり、
お盆の時のような先祖への鎮魂であったり。
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この祭りを沿道の観客は見ている。
そして盛り上げようとしている。とても楽しもうとしている。

地元のランナーは「仙台の人っておとなしいでしょう?」と言っていたけど、
オレの目からはそんな風には映らなかった。
もちろんこんな恰好をしていたからかもしれない。

でも走っていて、何か伝わるものがあった。

8000人ものランナーがこの美しい杜の都、仙台の目抜き通りを疾走する。

もしかしたら、仙台の人々はこの想いの詰まった「祭り」の先に見える道、
これから自分たちが進むであろう、
希望ある未来への「新緑のアーケード」を見つめていたのかもしれない。
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だとしたらあながち間違いじゃないな、と思った。
こんな恰好をしていて。

半分走って70分かかった。
二日酔いだろうが、何だろうが、じみこは観客に声をかけ続ける。
「私ってかわいい?」
「じみこちゃ~ん、かわいい~!」
「なによ!あんただって、可愛いわよ!」
笑いが起こる、鉄板ネタ。

衣装に名前入れといて良かったよ。結構呼んでもらえた。
PARACUP方式なのだ。
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そして我が応援団が3キロ地点に続き、ここにも現れた。
誤解してほしくないのは、彼らは私たち仲間を応援するために来たわけではない。
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復興にまい進する仙台と、この地を走る全てのランナーを応援しに来たのだ。
彼らの想いがあるのだ。
私はこの応援団を誇りに思う。
実際このチアガールズ、ビールマンとハイタッチするために列が出来たらしい。

走らないのに応援の為だけに仙台に行くなんてセレブだねぇ、と知人が言っていたが
何もわかっちゃいない。

応援の為だけではない。

たらふく飲みに来たのである・・・。
んで、二日酔いなのは、俺だけか? 

コースはすでに後半。倉庫群のようなところを走る。
私はすでにヘロヘロ。ペースも上がらず苦しかった。
肝臓はすでにアルコールを分解するために目一杯なのだ。
乳酸まで手が回らないのだろうか。
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そしてあと3キロ。フルマラソンのように苦しい。
こんなにしんどいハーフマラソンは初めて。 あんなに飲まなきゃ良かった。
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でもこんな笑顔を見せられると、苦しい顔なんて出来ないのだ。
赤いボンボンを振って、応える。 ありがとう!
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そして陸上競技場へ戻ってきた。
新宿シティハーフのように、トラックを1周してゴールなのだ。
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普通の人は内側の最短距離を走るが、
じみこは大外をウイニングランのように手を振りながら走る。
き、気持ちいい・・・。
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そしてフィニィッシュゲートのちょっと手前、高橋尚子さんがランナーを待っていてくれた。
「え~なに~?気持ち悪い!」と笑われながら、ハイタッチ。
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ちょっと引かれたか。
こんなでかい怪しげな物体がせまってくるんだからねぇ。

そして2時間28分でゴール。制限時間ギリギリだぜ、やれやれ。
まぁ最後の16キロ地点の関門さえ過ぎればゴールさせてくれるようだ。
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スタンドではとても目立つ集団が盛り上がっている。愉快な仲間たちだ!
人の事言えないが、スゴイね。

トラックの青に合わせて衣装を選んで良かったっす。(ウソ)
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フィニィッシャーズタオルをもらう。
こんなものまでもらえるんだ。これで参加費5000円は安くないか?
ただゴール後に食べられるキウイフルーツはもう無かった。まぁいいか。

荷物を引き取りにブースに向かう途中、2回ほど初対面の方に話しかけられた。

最初は女の子を連れたご婦人だ。
「あ~お疲れさま!この子、あそこで声かけたの分かった?」
もちろん分かりましたよ、ありがとうございます、と答えた。

多分じみこは目を合わせて手を振るので、認識していると思ったのだろう。

「なんかね、この子、わき毛が気になってしょうがないらしいのよ。」
「うん、剃ってほしかったの。」
「女の子だから、そういうことが気になるのよね。」

私は笑いながら来年は剃ってくるからね、と約束した。
「君も来年は走ろうよ。」
そう言うと、ご婦人が女の子のヒザの包帯を指差した。
それについて何か言おうと思ったが、止めた。

「来年も来るから応援してね。」
と、手を振って別れた。

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次は荷預けのブースの前だ。

私に駆け寄り、  「一緒に写真とってくださる?」
もちろん快く引き受けた。

「私、新潟から来たの。息子がこっちに住んでてねぇ。」
何も質問なんてしていないのだが、
そうですか、遠いところから大変ですね、と応えた。

「あぁ、彼女がね、息子のお嫁さん。」
なぜか紹介される。息子さんさえ知らないのに・・・。
息子の嫁さんがシャッターを押し、おばさんと二人で写真を撮った。

「私も撮ってもらっていいですか?」とオレのデジカメを渡した。
シャッターを押してもらう。まだそのおばさんが隣にいた。
んじゃ、最後にオレ一人でタオル広げますからお願いします、
と言って撮ってもらったのが上の写真だ。

そしてブースで荷物を受け取り、スタッフに礼を言った。
「また、来年も来てね。」笑顔でそう言ってくれた。

やっと愉快な仲間達のいるスタンドに戻ると、
トラック上では高橋尚子さんが最終ランナーのハイタッチを終え、
最後の挨拶をするためにスタンバイしている。

ずうずうしくも、皆でスタンドから声をかけた。
「Qちゃ~ん!」
Qちゃん気づく。
「あっ、さっきの気持ち悪い人たちだ!」

そこでじみこが言った。
「何よ!私のほうがかわいいのよ!」
Qちゃんも負けてはいない。
笑いながら茶目っ気たっぷりにこう言った。

「じゃ、私のライバルね!」

近くにいた例のうわさの彼氏はどう思っただろうか・・・。
まぁ、どうも思ってないな。

さて、なんだか盛りだくさんの大会も無事に終わり、のんびり徒歩でホテルへ向かった。
チアガールズ達はそのままの格好で大通りを駅に向かって闊歩していて
通り過ぎる人からチラ見されているのも気にしない。

うん、たくましい・・・。

ホテルで荷物を受け取り、風呂に入る予定だった。
風呂はホテルモントレ仙台のスパを利用する予定だが、
やっぱりランナーが多くて入場規制がかかってるらしい。

仙台駅近辺で、風呂に入れるところは限られている。

皆は昼飯を食ってから風呂に入る事にしたが、私は用事があるので別れた。
仙台のジョグノ仲間が誘ってくれた打ち上げパーティに参加するためだ。
70人くらい集まったらしい。
2012_0513sendaikokusai0289.jpg 
初対面であろうと、ランナー同士話題は尽きない。
宮城県でUTMFに参加する4人のうち、2人にここでお会いした。

飲み放題にもかかわらず、
まだ胃がむかむかしていたため、私はオレンジジュース。
でも楽しかったです、お誘いいただいてありがとうございました。
あのおいしい料理、飲み放題であの金額は安くないっすか?

1人遅れて風呂に入り、仲間と合流。
仙台駅でおもてなし券を使ってお土産を購入。ずんだシェイクも飲む。

帰りの新幹線の中では当然のように、プチ宴会が始まった。
オレも地ビール買っていったけど、余り飲めなかったな。
もう夜なんだけど、まだ胃が・・・。
2012_0513sendaikokusai0290.jpg 2012_0513sendaikokusai0297.jpg
体調は万全にしないと、ゆっくりペースでのハーフマラソンとはいえ、
いつ事故が起きて周りの人に迷惑かけるか分かりません。
それは反省点。

大会が土曜日だと、終わった後にゆっくり飲めるんだけどね。
まぁ、飲み中心で考える人もいないだろうが。

仙台は新幹線で近いし、うまいものは豊富。もちろん日本酒も。
観光だって楽しめるし、山に行けば温泉にも入れる。

そしてなんてたって、この時期の緑の美しさ。
そんな所を走るだけでも、ここまで来た価値がある。
2012_0513仙台0015 
そう、「杜の都」はランナーにやさしい。









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Comment

よしおくん | URL | 2012.05.28 19:26
すばらしい天気でしたね。
私は、空の青と樹木の緑のコントラストが大好きです。出るかな、出るかなと思っていました。やっぱり仙台では牛タンははずせないかあ。クラブの仲間も参加して、評価は上々でした。
来年、挑戦してみよう。
じゅん | URL | 2012.05.30 14:49
大会レポ面白かったです(o^^o)また来年も走りましょう★


じみこの愛してるわよ~とわき毛を仙台で待ってまぁす\(^o^)/
ジミー | URL | 2012.05.30 23:49
よしおくん、

そうなんですよ。天気が良かったから緑が綺麗で。
応援団は市街や青葉城を朝ランして満喫したそうです。
私はやっぱり、牛タンですけどね(笑)
来年は是非!
ジミー | URL | 2012.05.30 23:54
じゅんちゃん、

コメントありがとうございます。
来年は衣装貸すからね!(笑)
オレの見たら、やりたくなってきたでしょう?
やりたくなってきたはずだっ!
りろ | URL | 2012.05.31 13:40
はじめまして・・・

ジョグノートのお友達からこちらのブログを紹介され、拝読させていただきました。

私も「仙台国際ハーフ」を走ったのですが、ジミーさんのレース記事を読み、改めてレースの規模の大きさを感じたのとともにジミーさんの魅力溢れる記事に引き込まれました。&大爆笑・・^^;
ステキです。ステキすぎます。

是非、また来年も仙台へいらしてくださいね。

初コメでありながら長々と失礼致しました<(_ _)>
ジミー | URL | 2012.06.01 19:10
りろさん、

コメントありがとうございます。
あのお方(笑)にジョグノでご紹介いただいて
アクセス数が倍になりました(笑)。
現地でもお世話になりっぱなし。

この大会、良かったです。二日酔いでなければ、なお最高!
りろさんも来年どうですか、衣装貸しますよ?(笑)

後日、ジョグノの方にお邪魔しますね!
アレキ | URL | 2012.06.04 21:43
はじめまして。

何度読んでも笑える記事です。
女の子の夢を壊さないために中央分離帯に行くところが好きです。

昨日はありがとうございました。
初めての応援でドキドキしていたのでホント助かりました。

またよろしくお願いいたします。
ジミー | URL | 2012.06.04 23:02
アレキさん、

コメントありがとうございます!
この大会は本当に死ぬかと思った。
あんな恰好で・・・。

こちらこそ昨日は楽しかったです。
また飲みましょうね。

仮装の衣装、いつでも貸しますよ(笑)
キャプテンe | URL | 2012.06.05 22:46
胸パットは最初からいらないような・・・。
ジミー | URL | 2012.06.06 00:13
キャプテン、

やっぱり?オレもそう思う・・・。
現在体重91キロ。
これでも3月から5キロ痩せました・・・。
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プロフィール

ジミー

Author:ジミー
走っても痩せない。なぜならば食って、飲んでるから。


【自己ベスト】
2009年 第12回荒川市民マラソン   3時間55分
2009年 第10回谷川真理ハーフマラソン 1時間46分
2011年 第7回いわて銀河100Kmチャレンジ 13時間29分

【初レース】
2005年かすみがうら10マイル
【初フルマラソン】
2006年 第9回荒川市民マラソン    6時間10分

【東京マラソン】
第1回だけ当選しました。土砂降りのこの大会記録は6時間46分
あと14分遅ければ都知事と握手してテレビに写ったのに。
膝が痛くてそんな余裕ありませんでした。

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